1610年築城、尾張徳川家の居城として江戸を通じて威光を放った名古屋城。金鯱の天守・復元本丸御殿・現存三隅櫓など、武威と美の結晶を二之丸・本丸・御深井丸・西之丸・城外の全5エリアで徹底案内します。
- 名古屋城の基本情報(観覧料・開園時間・アクセス・所要時間)
- 全5エリア(二之丸・本丸・御深井丸・西之丸・城外)の見どころ一覧
- 各エリアの詳細ガイドページへのリンク
- 現地で役立つ訪問ヒント(現存三隅櫓・天守閣の現状・おすすめルート)
- よくある質問(FAQ)
基本情報
| 観覧料(現行) |
大人 500円(2026年9月30日まで)/1,000円(2026年10月1日から) 名古屋市内高齢者 100円/中学生以下 無料(改定後も据え置き) 団体(30人以上):大人 450円(現行)
インターネット調査情報・要確認
名古屋市議会にて条例改正が可決済みで、2026年10月1日より観覧料が大人500円→1000円に改定されることが確定しています(中学生以下は無料のまま据え置き)。改定日以前に購入した観覧券はそのまま使用可能とのことです。団体料金・定期観覧券等の詳細改定額は公式サイトでご確認ください。 |
|---|---|
| 開園時間 |
9:00〜16:30 ※本丸御殿・西の丸御蔵城宝館への入場は16:00まで。本丸御殿へは正門・東門から徒歩約10分かかるため時間に余裕をもって入場してください。桜まつり等イベント期間中は延長あり。 |
| 休園日 | 12月29日〜31日、1月1日 ※催事等により変更される場合があります。訪問前に公式サイトで確認してください。 |
| アクセス |
【地下鉄】名城線「名古屋城」駅 7番出口より徒歩約5分 【地下鉄】鶴舞線「浅間町」駅 1番出口より徒歩約10分 【市バス】基幹2系統「市役所」下車 徒歩約5分 【観光バス】なごや観光ルートバス(メーグル)「名古屋城」下車すぐ 【車】名古屋高速都心環状線「丸の内」出口から北へ約5分 |
| 所要時間 | 本丸中心:1〜2時間/全5エリア制覇:半日(3〜4時間) |
| 天守閣 | 耐震問題により内部入場を中止中(2018年〜)。外観見学は可能。木造復元計画進行中。 |
| 駐車場 |
正門前駐車場:普通車308台 二の丸東駐車場:普通車123台 普通車料金:30分250円(最大料金設定なし)
インターネット調査情報・要確認
2026年6月1日付で正門前・二の丸東の両駐車場は30分180円から250円に改定済みです(公式サイト・報道で確認)。最新の正確な料金は公式サイトでご確認ください。 |
| 問い合わせ | 名古屋城総合事務所 TEL:052-231-1700(9:00〜17:00) |
名古屋城の歴史
名古屋城の歴史は、戦国時代までさかのぼります。もともとこの地には「那古野城(なごやじょう)」が築かれており、1500年代初頭には今川氏豊が築城。その後、織田信秀(織田信長の父)が奪取し、信長自身も若年期に那古野城に居住していたと伝えられています。やがて信長は清須城へ拠点を移し、那古野城はその役目を終えました。
安土桃山時代を経て、1600年の関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康は、三男・徳川義直を尾張藩主とし、東海道の要所であるこの地に新たな城を築くことを決定しました。これには、洪水被害が深刻だった清須の地に代わり、より広大で安全な土地への藩都移転という実利的な理由がありました。こうして実施されたのが「清須越し」と呼ばれる大規模な移転計画で、清須城下の町民や寺社、商家を丸ごと新たな城下町へと移す前代未聞の事業でした。
この時、清須城からは建築資材や建物そのものも移され、西北隅櫓(清洲櫓)など、現在も現存する構造物の一部が移築されたと伝えられています。特に西北隅櫓は、清須城の天守または小天守を転用した可能性が指摘され、名古屋城の築城が単なる新築ではなく、戦国から江戸へとつながる歴史の架け橋であることを物語っています。
こうして1610年から築城が開始され、1612年に天守が完成。以後、名古屋城は徳川御三家筆頭・尾張徳川家の居城として、江戸時代を通じてその威光を放ちました。壮麗な金鯱(きんしゃち)を頂く天守、狩野派の障壁画で彩られた本丸御殿、重厚な石垣と精緻な門や櫓など、名古屋城は武威と美の結晶とされました。
しかし1945年、第二次世界大戦末期の名古屋大空襲により天守や本丸御殿の大部分が焼失。その後、1959年に天守が鉄筋コンクリートで再建され、2009年からは本丸御殿の復元工事が本格的にスタート。2018年には御殿が往時の姿を忠実に再現して全面公開されました。
本記事では、地下鉄名城線「名古屋城駅」からスタートし、同じ駅に戻るルートで名古屋城の各スポットを巡ります。知られざる物語や建築美、文化的価値に迫る本ガイドを、訪れる前にも後にもぜひご活用ください。
エリア別ガイド
二之丸エリア
本丸エリア
御深井丸エリア
西之丸エリア
城外エリア
複数回の現地訪問(最終:2026年6月)にもとづく、筆者個人の優先順位です。名古屋城公式の推奨順ではありません。
本丸御殿(所要1時間以上)+東南隅櫓・表二之門(現存重文)+天守閣の外観。名古屋城で最も密度が高いのは本丸で、ここだけで2時間は埋まります。本丸エリア#1から順に回ってください。
本丸御殿と西の丸御蔵城宝館は、どちらも入場締切が16:00(閉館16:30)です。この2つは名古屋城で「建物の中に入る」数少ない場所なので、午後から訪問する場合はまずここを押さえてください。
西北隅櫓(江戸時代から現存する三重櫓で全国2番目の大きさ)は、本丸から離れているため見落とされがちですが、現存建造物としての価値は天守閣の再建より上です。
2018年から内部の入場は中止されています(耐震性の問題)。木造復元の計画は進んでいますが公開時期は未定です。外観の見学と撮影は自由にできます。
城外エリアの大手二之門(現存重文)・加藤清正像・御深井大堀は、有料区域の外にあります。時間や予算が限られている場合、あるいは休園日に来てしまった場合の受け皿になります。
名古屋城 全体マップ
訪問のヒント
訪問時(2026年6月)、本丸御殿の内部は混雑していました。狩野派の障壁画が多数あり展示範囲も広いため、じっくり見ると1時間以上かかります。入場締め切りは16:00(閉館16:30)と早めなので、時間に余裕をもって訪問することをおすすめします。
2018年から内部への入場は中止されています。本丸エリアからは外観をどこからでも眺められます。
東南・西南隅櫓は本丸エリア、西北隅櫓(清洲櫓)は御深井丸エリアにあります。離れているため地図を確認しながら歩きましょう。
城外エリアまで含めると歩く距離がかなりあります。歩きやすい靴で訪問してください。
名古屋城では過去に本丸外エリアの無料化実証実験が行われたことがあります。無料開放の有無は時期によって変わるため、訪問前に公式サイトで確認してください。
よくある質問
現行の観覧料は大人500円、名古屋市内高齢者100円、中学生以下無料です。30人以上の団体は大人450円です。なお、名古屋市議会で条例改正が可決されており、2026年10月1日より大人500円→1000円に改定されることが確定しています(中学生以下は無料のまま据え置き)。改定日以前に購入した観覧券はそのまま使用可能です。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
現在、天守閣は耐震性の問題から内部への入場を中止しています(2018年より)。木造による天守閣の復元計画が進んでいますが、公開時期は未定です。外観の見学は可能です。
本丸・本丸御殿を中心に回る場合は1〜2時間、二之丸・御深井丸・西之丸・城外まで全5エリアを歩く場合は半日(3〜4時間)が目安です。本丸御殿は狩野派の障壁画が多く、実際に訪れた際も混雑しており、じっくり見ると1時間以上かかりました。
地下鉄名城線「名古屋城」駅7番出口より徒歩約5分が最も便利です。地下鉄鶴舞線「浅間町」駅1番出口より徒歩10分、なごや観光ルートバス(メーグル)「名古屋城」下車すぐでもアクセスできます。
通常9:00〜16:30(本丸御殿・西の丸御蔵城宝館へのご入場は16:00まで)。休園日は12月29日〜31日、1月1日です。桜まつり等イベント期間中は延長あり。訪問前に公式サイトでご確認ください。
正門前駐車場(普通車308台)と二の丸東駐車場(普通車123台)の2か所があります。普通車料金は2026年6月1日付で30分180円から250円に改定済みです。最大料金設定はありません。最新料金は公式サイトでご確認ください。
江戸時代から現存する東南隅櫓・西南隅櫓・西北隅櫓の3棟を指します。いずれも国指定重要文化財。特に西北隅櫓(清洲櫓)は清須城の天守または小天守を転用したと伝わる貴重な建築物です。東南・西南隅櫓は本丸エリア、西北隅櫓は御深井丸エリアにあります。
メインページに戻る
← Following The Shogun メインページへ戻る
☕ このサイトを応援する
Following the Shogunは現地取材をもとに制作しています。
記事が役に立ったと感じていただけたら、サポートいただけると励みになります。
QRコードからもサポートできます









































comment