江戸城跡(皇居)完全ガイド|東御苑・一般参観・乾通り 全エリア・全スポット

江戸城は、徳川家康の入府後、二代秀忠・三代家光の時代にかけて大規模に拡張整備された巨大城郭です。1603年に江戸幕府が開かれて以降、徳川将軍家の居城であり、幕府政治の中心として機能しました。明治維新後は皇居となり、かつての本丸・二の丸・三の丸にあたる東側のエリアが「皇居東御苑」として1968年から一般公開されています。

天守は1657年の明暦の大火で焼失し、その後再建されることはありませんでしたが、天守台の石垣・大手門・富士見櫓・百人番所・松之大廊下跡など、江戸時代の構造を今に伝える遺構が数多く残されています。

このガイドでは、皇居東御苑を5つのエリアに分けて解説するとともに、通常非公開の皇居内部を歩ける皇居一般参観乾通り一般公開の情報も一括して紹介します。初めて訪れる方は、全体マップと合わせてお読みください。

訪問前に確認しておきたい基本情報
入園料 無料・事前予約不要
休園日 月曜・金曜、12月28日〜翌年1月3日、行事等で支障のある日。天皇誕生日以外の国民の祝日等は公開され、月曜が休日で公開される場合は火曜が休園となります。
公開時間 3月1日〜4月14日:9:00〜17:00(入園は16:30まで)/ 4月15日〜8月末日:9:00〜18:00(入園は17:30まで)/ 9月:9:00〜17:00(入園は16:30まで)/ 10月:9:00〜16:30(入園は16:00まで)/ 11月〜2月:9:00〜16:00(入園は15:30まで)
所要時間の目安 全5エリア:2〜3時間 / 本丸のみ:約1時間
入園口 大手門・平川門・北桔橋門の3か所
最寄り駅 大手門へは地下鉄各線「大手町駅(M18/T09/C11/Z08)」C13a出口から徒歩約5分、東京メトロ千代田線「二重橋前駅」6番出口から徒歩約10分、JR「東京駅」丸の内北口から徒歩約15分。

江戸城で見学できる3つのルート

見学ルート 公開時期 予約 所要時間 見どころ
🏰 皇居東御苑
自由見学 / 無料
火〜日
通年
不要 1〜3時間 大手門、百人番所、松の大廊下跡、天守台などを歩いて見学できる
🚶 皇居一般参観
ガイド付き / 無料 / 本人確認書類が必要
火〜土
通年
当日受付あり
(先着順)
約75分 二重橋前、伏見櫓、宮殿東庭など、通常非公開の区域を案内付きで回る
🌸 乾通り一般公開
自由見学 / 無料
春・秋
期間限定
不要 30〜60分 坂下門から乾門までの通路が開放され、濠沿いの桜や紅葉を見ながら通り抜けできる

※ 皇居東御苑は月曜・金曜(祝日を除く)および12月28日〜1月3日は休園です。公開日や受付方法は変更される場合があります。訪問前に必ず宮内庁公式サイトで最新情報をご確認ください。

皇居東御苑ルート

このガイドについて

時間がない方はこちらから
🚶 まず歩くならこのルート 無料・予約不要

江戸城跡の厳選7スポットのショートコース

どこから見ればよいか迷う方、滞在時間が1〜2時間ほどの方に向けたルートです。江戸時代から残る門、現存する三重櫓、かつて日本最大級の天守が建っていた天守台など、歴史的に見ておきたい7か所のルートです。各スポットでは、現地で見どころ、どの様なストーリーがあるのかを簡潔に説明しています。

⏱ 約90分 💴 入園無料 🏯 主要7スポット 🗺 徒歩ルートと地図つき 📜 現存建物と復元建物を整理
7スポットショートコースを見る →
↓↓↓ さらに詳しく知りたい方は、下のエリア別ガイドへ ↓↓↓
📚

完全ガイド:5エリア・35スポットを歴史背景とあわせて詳しく紹介

再訪する方、歴史をじっくり追いたい方、主要スポットだけでは物足りない方に向けた詳しいガイドです。下の各セクションでは、皇居東御苑の各エリアに加え、皇居一般参観や季節限定の乾通り公開についても扱います。

皇居東御苑|5つのエリア別ガイド

皇居東御苑は広大なため、見どころの性格や位置関係をもとに5つのエリアに分けて解説しています。各エリアの特徴を確認してから、訪問ルートを計画してください。

01

大手門エリア

大手門
大手門

江戸城の正門・大手門から入城した際に最初に通過するエリアです。大名や幕臣が登城した格式ある空間で、高麗門と復元された大手渡櫓門による枡形構造から、当時の厳重な警備体制を想像できます。百人番所の長大な建物も、このエリアの大きな見どころです。皇居三の丸尚蔵館は現在、新施設の建設工事に伴い一時休館中です。全面開館は令和8年(2026)秋予定のため、訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

02

富士見櫓エリア

富士見櫓
富士見櫓

現存する唯一の三重櫓「富士見櫓」がある中心エリア。江戸城天守が焼失した後、将軍が富士山を眺める場としても使われた歴史的建造物です。また、「松之大廊下跡」は赤穂浪士の討ち入りのきっかけとなった刃傷事件(元禄14年)の現場として、歴史好きには欠かせない場所です。

03

本丸エリア

本丸エリア 天守台跡 石垣
天守台跡 石垣

江戸城の中核であり、徳川将軍が政務を執り行った場所。広大な本丸跡は現在では芝生の広場となっており、かつての大奥や表御殿の規模が地面の区画で示されています。天守台の石垣は今も残り、上に登ることができます。天守台からは城内を広く見渡すことができ、江戸城の規模を体感するのに最適なポイントです。

04

二の丸エリア

二の丸庭園 皇居東御苑の回遊式庭園
二の丸庭園

落ち着いた雰囲気の二の丸庭園と、平川門・平川橋が見どころのエリアです。二の丸庭園は江戸時代の回遊式庭園を復元したもので、四季折々の植物が楽しめます。平川門は、本丸大奥に通じる奥女中の通用門であったことから「お局門」とも呼ばれ、また城内の死者や罪人の出口とされたことから「不浄門」とも伝わります。江戸城の内側の動線を考えるうえで、歴史的背景の深い門です。

05

城外エリア

城外エリア 千鳥ヶ淵
千鳥ヶ淵

皇居東御苑の外周に点在する門・濠・神社を巡るエリアです。桜田門は1860年の「桜田門外の変」(大老・井伊直弼暗殺事件)の舞台として知られる歴史的な場所。千鳥ヶ淵は春の桜の名所としても有名です。城外エリアは皇居東御苑の入場不要で見学できるスポットも多く、時間が限られている場合にも訪れやすいエリアです。

全体マップ|5エリアの位置関係を確認する

各エリアの位置関係は以下のマップで確認できます。大手門エリア・富士見櫓エリア・本丸エリアは連続して歩けます。二の丸エリアと城外エリアはやや離れているため、訪問順序を事前に計画するのがおすすめです。


アクセス

皇居東御苑 アクセス情報
住所 東京都千代田区千代田1-1
最寄り駅 大手町駅(M18/T09/C11/Z08・東京メトロ各線)徒歩約5分 / 竹橋駅(T08・東西線)徒歩約5分 / 二重橋前駅(C10・千代田線)徒歩約10分
入園口 大手門(メイン)・平川門・北桔橋門
開園時間 季節により異なります。3月1日〜4月14日・9月は9:00〜17:00、4月15日〜8月末日は9:00〜18:00、10月は9:00〜16:30、11月〜2月は9:00〜16:00です。いずれも入園は閉園30分前まで。
休園日 月曜・金曜、12月28日〜翌年1月3日、行事等で支障のある日。天皇誕生日以外の国民の祝日等は公開され、月曜が休日で公開される場合は火曜が休園となります。
入園料 無料(入園番号札の受け取りが必要)
備考 宮内行事・式典の際は臨時休園になる場合あり。最新情報は宮内庁公式サイトで確認してください。

乾通り一般公開 & 皇居一般参観ルートガイド

皇居東御苑の見学に合わせて、普段は入れない皇居内部を歩ける2つの特別公開も活用してください。東御苑とは異なる角度から、江戸城の遺構・濠・現存建造物を楽しめます。


よくある質問

皇居東御苑と江戸城跡は同じ場所ですか?
はい。皇居東御苑は、かつての江戸城の本丸・二の丸・三の丸にあたるエリアです。1968年から一般公開されており、入園無料で見学できます。
入園料はかかりますか?
無料です。宮内庁公式サイトでは、入園料・事前予約ともに不要と案内されています。入園口は大手門・平川門・北桔橋門の3か所です。公開時間や臨時休園は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトをご確認ください。
休園日はいつですか?
原則として月曜と金曜が休園日です。祝日が休園日と重なる場合は翌平日が休園になります。宮内行事や式典の際に臨時休園になることもあるため、訪問前に宮内庁公式サイトで確認することをおすすめします。
全部回ると何時間かかりますか?
5エリアすべてをゆっくり歩くと2〜3時間が目安です。時間が限られている場合は、大手門から本丸エリアまでの動線を中心に回ると1〜1.5時間でひと通り見学できます。
江戸城の天守は今も見られますか?
天守そのものは1657年の明暦の大火で焼失し、現存しません。ただし、本丸エリアに天守台の石垣が残っており、上に登ることができます。また、本丸跡の一角では江戸城天守の復元模型を見ることもできます。
松之大廊下跡はどこにありますか?(忠臣蔵・浅野内匠頭の事件の場所)
松之大廊下跡は富士見櫓エリア内にあります。1701年(元禄14年)に浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷に及んだ場所として知られており、現在は案内板と跡地の表示が設置されています。
桜田門や千鳥ヶ淵は皇居東御苑の中に入りますか?
桜田門・千鳥ヶ淵は皇居東御苑の敷地外にあります。このガイドでは「城外エリア」として別途紹介しており、入場不要で見学できます。
皇居東御苑内に食事・カフェはありますか?
苑内には食事施設はありません。飲食は大手門外または竹橋・大手町エリアのカフェ・レストランを利用してください。飲み物の自動販売機は苑内に設置されています。
徳川家康と江戸城の関係は?
徳川家康は1590年に豊臣秀吉の命で関東に移封された際に江戸に入り、それ以降江戸城の整備・拡張を進めました。1603年に征夷大将軍に就任して江戸幕府を開いてからは、江戸城は幕府の中心として大規模な普請が行われました。

徳川家康 関連ページ

江戸城跡は、徳川家康ゆかりの地シリーズの一部です。家康の生涯や他のゆかりの地については、以下のページもあわせてご覧ください。

徳川家康 全国ゆかりの地紹介 – Following The Shogun~将軍の遺響~
var topItems = document.querySelectorAll('#toc .toc-list > li');

メインページに戻る

日本の戦国史を歩く——城跡・古戦場・武将ゆかりの地、すべて現地訪問ベースで紹介
戦国・江戸時代の城跡・史跡・古戦場を現地訪問ベースで紹介。エリア別・武将別から探せる日本の歴史史跡ガイドサイトです。

※ 開園時間・休園日は変更になる場合があります。訪問前に宮内庁公式サイトでご確認ください。
※ このページは Following The Shogun〜将軍の遺響〜 が作成した歴史観光ガイドです。

comment

// toc 2026 06 12