先に結論:芝東照宮は行く価値がある?こんな人に向きます
芝東照宮は、増上寺と合わせて徳川家康ゆかりの場所を歩きたい人、日光東照宮を訪れたあとに別の東照宮も見てみたい人、東京で家康を祀る神社へ参拝したい人に向いています。
一方、日光東照宮のような大規模な建築群を期待すると、かなり小さく感じます。鳥居から拝殿までは、この訪問では約3分でした。芝東照宮だけを長時間の観光先にするより、増上寺や芝公園の散策に組み込む方が、場所の成り立ちも理解しやすくなります。
| 所在地 | 東京都港区芝公園4-8-10 |
|---|---|
| 最寄駅 | 都営三田線・芝公園駅(I05)A4出口から約1分 |
| 境内参拝 | 無料 |
| 短い参拝の目安 | 10〜20分ほど |
| 鳥居から拝殿 | 約3分(この訪問での移動時間) |
| 段差 | 石段あり。帰路に歩いた横道も階段を避ける道ではありませんでした |
| 合わせやすい場所 | 増上寺、旧台徳院霊廟惣門、芝公園 |
境内で見るべきもの
石鳥居・参道・手水舎
鳥居から拝殿までの短い参道

道路側に立つ石鳥居から木立の中へ進み、石段を上がって社殿へ向かいます。約3分は境内を見終える時間ではなく、鳥居から拝殿までの移動時間です。
- 参道には石段があります。
- 帰りに歩いた鳥居横の道も、階段を避けられる経路ではありませんでした。
- 石段の途中に赤い屋根の手水舎があります。




タップすると拡大できます
段差を避ける必要がある場合は、現地の最新案内を事前に確認してください。
現在見えるもの、再建されたもの、通常見えないもの
芝東照宮では、1945年に社殿を失った一方、1601年に家康が作らせた寿像は戦災を免れ、現在の社殿は1969年に再建されました。
| 社殿 | 1969年再建。外観を見られます |
|---|---|
| 徳川家康寿像 | 1601年制作。戦災を免れた東京都重要文化財。通常は直接見られません |
| 大イチョウ | 家光が1641年に植えたと伝わる東京都指定天然記念物。境内で見られます |
| 鳥居・参道・石段 | 現在の参拝動線として見られます |
| 手水舎・授与所 | 現在の境内設備として見られます |
現在の社殿
戦災後に再建された拝殿

唐破風の彫刻、金色の金具、青緑色の彩色が目に入ります。江戸時代の社殿がそのまま残った建物ではなく、戦災後に再建され、手入れされてきた社殿です。
- 1633年に社殿が建て替えられました。
- 1945年の空襲で焼失しました。
- 現在の社殿は1969年の再建です。



タップすると拡大できます
徳川家康の寿像
家康が生前に作らせた御神体

御神体は、徳川家康が還暦を迎えた1601年に作らせた等身大の寿像です。芝東照宮の公式由緒によると、家康はこの像を増上寺に安置するよう遺言し、1617年に創建された安国殿へ運ばれました。
寿像は1945年の戦災を免れ、1963年に東京都重要文化財に指定されました。KISSポートは、公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(キスポート財団)が運営し、港区の文化・スポーツ・健康・地域交流などの情報を発信する公式サイトです。同サイトの芝東照宮に関する「港区探訪」では、4月17日に寿像が御開帳されると紹介されていますが、年ごとの実施状況は芝東照宮の公式案内で確認してください。
増上寺の安国殿から芝東照宮へ
芝東照宮は、最初から独立した神社として現在地に建てられたわけではありません。徳川家の菩提寺だった増上寺の境内に、家康を祀る安国殿として1617年に創建されました。ここでいう歴史上の安国殿は芝東照宮の前身であり、現在の増上寺境内にある安国殿とは別の堂です。明治初期の神仏分離を経て増上寺から分かれ、芝東照宮と呼ばれるようになります。
社殿は1633年に建て替えられ、昭和まで続きましたが、1945年の空襲で焼失しました。小さな境内で歴史の長さを伝えているのは、江戸初期の社殿そのものではなく、戦災を免れた寿像と大イチョウです。
芝東照宮の大イチョウ
家光の手植えと伝わる境内の巨木

社殿を見たあと、大イチョウまで歩いてください。前述のKISSポートの記事では、高さ約21.5m、幹の周囲約6.5mとされています。
- しめ縄を巻いた太い幹と樹冠を別々に見ると、木の大きさをつかみやすくなります。
- 手植えの話は、神社に伝わる由緒として紹介します。
- 黄葉写真は2024年12月、緑の写真は2026年7月の別日です。





タップすると拡大できます
社殿脇の磐座
案内板と竹垣に囲まれた石

社殿脇には「磐座」と題した案内板があり、旭稲荷大善神・白鳥大善神・武吉弁才天の名が記されています。社殿の周囲まで見る人は、案内板とあわせて確認できます。

タップすると拡大できます
木製御朱印帳と授与所
購入体験と当日の待ち時間

私は木製の御朱印帳を購入しました。表紙に木を使ったしっかりした作りで、芝東照宮を訪れた記念として選びました。

以下は、実際に購入した木製御朱印帳の表紙と裏表紙、あわせて受けた御朱印です。



タップすると拡大できます
初穂料、受付時間、直書きか書置きかといった条件は変わる可能性があるため、当日の案内を確認してください。
旧台徳院霊廟惣門
増上寺から芝東照宮へ歩く途中の門

私が歩いた順番は、大門駅、増上寺、芝東照宮でした。増上寺から芝東照宮までは約500mで、徒歩約6分。旧台徳院霊廟惣門の前を通り、参道入口に面した大通りをまっすぐ進みました。
旧台徳院霊廟は、二代将軍徳川秀忠のために1632年に造営された建築群です。大部分は1945年の戦災で焼失しました。

門には仁王像が安置され、そのそばに港区指定有形文化財の案内板があります。


タップすると拡大できます
複数回の現地訪問(最終:2026年7月)にもとづく筆者個人の優先順位で、芝東照宮公式の推奨順ではありません。
まず拝殿で参拝し、1969年に再建された現在の社殿を見ます。奥に祀られる寿像は通常非公開です。
次に授与所でお守りや御朱印を確認します。訪問時には木製御朱印帳を購入し、御朱印も受けました。
時間が続けば、社殿から短く歩いて東京都指定天然記念物の大イチョウを見ます。
芝東照宮へのアクセス
最短は都営三田線の芝公園駅(I05)A4出口です。芝東照宮公式サイトは「A4出口すぐ」、東京観光財団(Tokyo Convention & Visitors Bureau)が運営する東京の公式観光ガイド「GO TOKYO」は徒歩約1分と案内しています。
Access
| 芝公園駅(I05) | A4出口からすぐ/約1分 |
|---|---|
| 御成門駅(I06) | A1出口から約2分 |
| 大門駅(A09/E20) | A6出口から約5分 |
| 赤羽橋駅(E21) | 赤羽橋口から約7分 |
| JR浜松町駅 | 徒歩約12分 |
| 住所 | 東京都港区芝公園4-8-10 |
| 境内参拝 | 無料 |
大門駅から向かうなら、増上寺を先に参拝し、旧台徳院霊廟惣門の前を通って芝東照宮へ進む順番も使えます。境内参拝は無料です。具体的な参拝可能時間や祭事の日程は変わることがあるため、訪問前に芝東照宮公式サイトで最新情報を確認してください。
よくある質問
鳥居から拝殿までの移動は、この訪問では約3分でした。参拝、大イチョウ、授与所まで短く見るなら、10〜20分ほどを目安にできます。
都営三田線・芝公園駅(I05)のA4出口が最短です。東京観光財団が運営する東京の公式観光ガイド「GO TOKYO」は、徒歩約1分と案内しています。
境内参拝は無料です。御朱印帳などの授与品は別です。
いいえ。1633年に建て替えられた社殿は1945年の戦災で焼失し、現在の社殿は1969年に再建されました。
寿像は通常非公開です。港区の文化・スポーツ・地域情報などを発信するキスポート財団の公式サイト「KISSポート」では、4月17日の御開帳が紹介されていますが、実施状況は芝東照宮の公式サイトで確認してください。
はい。増上寺から芝東照宮までは約500mで、この訪問では徒歩約6分でした。途中で旧台徳院霊廟惣門の前を通ります。
参道には石段があります。帰りに歩いた鳥居横の道も、階段を避けられる経路ではありませんでした。
訪問時に授与所で木製御朱印帳を購入し、御朱印も受けました。待ち時間はありませんでした。現在の授与条件や初穂料は現地で確認してください。
まとめ
芝東照宮は、大規模な東照宮の建築を見に行く場所ではありません。鳥居から拝殿までは約3分で、境内もコンパクトです。それでも、1969年再建の社殿の奥には戦災を免れた家康の寿像が祀られ、境内には家光の手植えと伝わる大イチョウが残ります。
最短なら芝公園駅A4出口から約1分。大門駅から増上寺を経て歩けば、旧台徳院霊廟惣門を通り、徳川家の菩提寺と東照宮が近接していることを実際の距離で確かめられます。
公式情報・関連サイト
あわせて読みたい
☕ このサイトを応援する
Following the Shogunは現地取材をもとに制作しています。
記事が役に立ったと感じていただけたら、サポートいただけると励みになります。
QRコードからもサポートできます

comment