2026年8月21日から22日にかけて、吉田ルートを五合目から山頂まで歩きました。山小屋、道中の標識、夜通しの登り、御来光、お鉢巡りまで、現地で見たものをそのまま記録しています。
ひと目でわかるポイント
| 行程 | 吉田ルート五合目→本八合目泊→山頂→お鉢巡り→下山(実質2日) |
|---|---|
| 標準所要時間 | 登り約6時間・下り約4時間(公式目安、休憩含まず) |
| 開山期間(2026) | 7月1日〜9月10日 |
| 五合目までのアクセス | 新宿から高速バス直行 約2時間35分、または電車+路線バス |
| 山頂の歴史的背景 | 浅間大社境内地(家康寄進→1974年最高裁判決)。詳細は史跡編 |
夜間に行動する時間が長いため、ヘッドライトと防寒着は必ず用意してください。8月でも山頂の朝は冬の装備が必要な寒さです。高山病が心配な方は、本八合目でしっかり体を慣らす時間を取れる行程を組むことをおすすめします。
この登山について
吉田ルートは、富士山の4本の登山道のうち最も利用者が多いルートです。五合目までバスで上がれること、山小屋が数多くあることが理由で、初めて富士山に登る人の多くがこの道を選びます。今回もその定番の行程どおり、五合目から本八合目の山小屋まで登り、そこで仮眠を取ってから夜中に出発し、山頂で御来光を迎えました。
公式サイトが示す所要時間の目安は、登り約6時間・下り約4時間です。ただしこれは休憩を含まない歩行時間に近い数字で、山小屋泊を挟む今回のような行程では、実際には丸2日かかります。
体力面については、正直に書いておきます。標高3,000mを超えると空気の薄さははっきり体感でき、夜間はヘッドライトの明かりだけを頼りに岩場を登ることになります。日頃まったく運動をしていない状態で臨むと、かなりきつい行程です。
⛩️ 姉妹記事
なぜ山頂は神社の境内なのか——史跡編
家康の寄進から1974年の最高裁判決まで、400年の経緯を解説。八合目・山頂にある神社6社の由緒も紹介しています。
| 起点 | 富士スバルライン五合目(標高約2,305m)、吉田ルートの登山口 |
|---|---|
| 東京からの直行バス | バスタ新宿から直行の高速バスで約2時間35分(公式目安)。今回はEXPASA談合坂で休憩を挟んだため、体感では3時間前後かかりました。 |
| 電車+路線バス | 新宿から特急「富士回遊」で河口湖駅まで約1時間54分(片道4,200円、1日4〜5往復)。河口湖駅から路線バスで五合目まで約55分(片道2,000円・往復3,400円、2026年7月1日改定)。富士山駅からは約1時間5分です。 |
| 開山期間 | 2026年シーズンは7月1日〜9月10日 |
| 入山規制 | 通行料4,000円、5合目ゲートは14時〜翌3時閉鎖、1日の入山者数に上限が設けられていると報じられています。最新情報は公式でご確認ください。 |
| 現地移動の難易度 | 深夜から早朝にかけての行動あり。ヘッドライトと防寒着が必要です。 |
運賃・所要時間・入山規制は2026年8月時点で各社および自治体の公式情報を確認したものです。改定される場合があるため、出発前に最新情報をご確認ください。
富士スバルライン五合目——登山口とその周辺 🎥 360°

バスを降りた富士スバルライン五合目は標高約2,305m、すでに雲の高さです。売店や食堂が集まっていて、出発前に食事を済ませたり、金剛杖を買ったりする人でにぎわっていました。同じ敷地に立つ富士山小御嶽神社は、登山の安全を祈願する人が立ち寄る場所です。この神社の由緒については、姉妹記事の富士山と戦国武将の史跡編で詳しく紹介しています。
登山口のゲートをくぐると、まず泉ヶ滝の分岐まで下り気味に進み、そこからダケカンバやカラマツの樹林帯をゆるやかに登っていきます。この区間はまだ体が慣れていないので、意識してゆっくり歩きました。





















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六合目の安全指導センターから七合目の山小屋群へ 🎥 360°

樹林帯を抜けた六合目には富士山安全指導センターがあり、この日は濃い霧に包まれていました。ここで登山道と下山道が分かれます。センターを過ぎると樹木がなくなり、火山砂礫の開けた斜面をジグザグに登る区間に変わります。眺めは開けますが、日差しを遮るものもなくなります。
七合目に入ると、山小屋が次々に現れます。標高の低い順に、花小屋、日の出館、七合目トモエ館、鎌岩館、富士一館、本七合目の鳥居荘、そして七合目最後の東洋館。この区間は岩場が多く、手を使ってよじ登る場所もありました。鳥居荘の売店入口には、山小屋印が販売されていました。山小屋ごとの写真は、このカードの詳細欄にまとめています。













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花小屋



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日の出館



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七合目トモエ館



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鎌岩館



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富士一館



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鳥居荘






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東洋館






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八合目・太子舘から元祖室へ 🎥 360°

八合目に入ると、まず標高3,100mと大きく書かれた太子舘が現れます。標高の低い順に、太子舘、蓬莱館、白雲荘、元祖室と山小屋が続きます。蓬莱館では温かい汁物を出していて、冷えた体には助かりました。蓬莱館の近くには「亀岩」と呼ばれる岩があり、蓬莱亀岩八大龍神を祀っているとされています。白雲荘の看板には標高3,200mとあり、100m登るのにどれくらいかかるかが実感としてつかめてきます。
元祖室のそばには富士山天拝宮という小さな社があり、入口に白い鳥居が立っていました。すぐ隣には烏帽子岩宮もあります。この標高に木造の社殿がいくつも建てられていることに驚きました。八合目にあるこれらの祠・神社の由緒は、姉妹記事の史跡編で詳しく紹介しています。山小屋ごとの写真は、このカードの詳細欄にまとめています。


















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太子舘




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蓬莱館




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白雲荘




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元祖室




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本八合目——「浅間大社境内」と刻まれた石柱

元祖室から本八合目までは「胸突八丁」と呼ばれる急な区間です。名前のとおり傾斜がきつく、登りきると視界いっぱいに雲海が広がりました。本八合目には標高の低い順に富士山ホテル、本八合目トモエ館、上江戸屋の3軒があり、この日は富士山ホテルに泊まりました。夕食はハンバーグカレーで、日付が変わる前の数時間を仮眠にあてます。この先、夜中に出発してさらに登ると、八合目五勺に御来光館があります。山小屋ごとの写真は、このカードの詳細欄にまとめています。
この本八合目で目に留まったのが、「浅間大社境内」と刻まれた石柱でした。標高約3,400mのこの地点から上、山頂までは法律上すべて富士山本宮浅間大社の境内地にあたります。石柱そのものは特に案内板があるわけでもなく、山小屋の並びに静かに立っています。なぜここが神社の境内なのかは、家康の寄進から1974年の最高裁判決まで400年分の経緯があり、史跡編にまとめました。










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富士山ホテル



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本八合目トモエ館


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上江戸屋

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御来光館



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夜間登頂から山頂到着へ

深夜0時台に軽く食事をとり、本八合目を出発しました。明かりはヘッドライトだけで、あとははるか下の街明かりと星空が見えるだけです。公式の目安では、本八合目から御来光館まで約20分、御来光館から九合目まで約30分、九合目から山頂の鳥居まで約25分とされています。実際には渋滞で立ち止まる時間も長く、この目安どおりには進みませんでした。
九合目を過ぎると、白い鳥居がいくつか現れます。暗闇にヘッドライトで照らされた鳥居が、ここまでの道のりの区切りになります。最後の鳥居をくぐると、吉田口・須走口山頂に到着します。この吉田口山頂には久須志神社が鎮座しています。由緒は姉妹記事の史跡編で紹介しています。山頂の山小屋の売店カウンターには、メニューが並んでいました。













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山頂の御来光 🎥 360°

山頂に着いてからしばらくは、まだ真っ暗な中で待つ時間が続きます。やがて東の空がゆっくりと赤みを帯び、眼下の山中湖のまわりに残っていた街明かりが少しずつ薄れていきました。空の色が変わりきったあと、雲海の縁から太陽が出てきます。
この時間帯は山頂に人が集まり、御来光を待つ列ができるほどでした。防寒着なしで待つのはかなり厳しく、実際に体が冷えきってしまっている人も見かけました。











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お鉢巡りと、もう一本の境界石柱 🎥 360°

御来光のあと、火口の縁を歩く「お鉢巡り」の東側を、銀明水と富士山本宮浅間大社奥宮まで往復しました。火口壁は想像以上に急峻で、色の違う地層がむき出しになっている場所もあります。反対側に目をやると、朝日に照らされた山中湖が雲海の上に浮かんで見えました。
奥宮の近く、火口の縁には「富士山頂上浅間大社奥宮」と刻まれた石柱が立っています。本八合目で見た「浅間大社境内」の石柱と合わせて2本目です。この石柱と奥宮・久須志神社の由緒は、史跡編にまとめています。















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下山——砂礫の道を五合目へ

山頂からは、吉田・須走口共用の下山道で八合目方面へ下ります。登山道とは別の道で、火山砂礫のジグザグが延々と続きます。滑りやすく、膝への負担も大きい区間です。下りながら富士五湖を見下ろせるのがこの道の救いでした。
八合目付近の下江戸屋分岐は、吉田ルートと須走ルートの分かれ道です。ここを間違えると別の登山口に下りてしまうため、標識をよく確認しました。七合目の上には第5シェルターと呼ばれる緊急避難所があり、六合目に近づくとふたたび樹林帯に入ります。途中、荷運び用の馬が道端で休んでいる姿も見かけました。六合目付近で待機していたこの馬について現地の方に伺ったところ、25,000円で人と荷物を五合目まで運んでもらえるとのことでした(2026年8月時点で伺った金額で、今後変わる可能性があります)。泉ヶ滝を経て五合目に戻り、今回の行程は終了です。












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御朱印
富士山では、五合目の小御嶽神社、八合目の天拝宮・烏帽子岩宮、山頂の久須志神社、そして富士山本宮浅間大社奥宮で御朱印を受けられます。天拝宮・奥宮の御朱印は、神職が常駐する開山期間中だけのものです。
以下は、2026年(令和8年)8月21日〜22日の登拝で実際にいただいた11点です。御朱印の意匠や授与の内容は年や時期によって変わることがあるため、この記事では「2026年シーズンに何がいただけたか」の記録としてすべて写真で掲載しています。
2026年8月21日〜22日の登拝時、各授与所で伺ったところ、次の3点は2026年(令和8年)限定の授与だと教えていただきました。
- 冨士山天拝宮の木製の御朱印(数量も限られているとのことでした)
- 久須志神社の御朱印
- 富士山本宮浅間大社奥宮の御朱印
いずれも現地の授与所で直接伺った内容で、公式に告知されているものを確認したわけではありません。翌シーズン以降に同じものを受けられるかどうかは、各所にご確認ください。











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上記はいずれも2026年8月21日〜22日に拝受したものです。授与の有無・意匠・初穂料は神社や山小屋によって異なり、年や時期によっても変わります。翌シーズン以降に同じ御朱印を受けられるとは限らないため、最新の情報は各所の公式情報をご確認ください。
山小屋泊と前泊のヒント
山小屋泊は、この行程では実質的に必須です。今回泊まった本八合目の富士山ホテルのように、夕食と仮眠のスペースが用意されています。予約は夏のシーズン中はすぐ埋まるため、早めに押さえておくのが安全です。
前泊の拠点としては、五合目行きのバスが出る河口湖・富士吉田エリアが便利です。登山口までの移動時間を短くできる分、当日の負担が軽くなります。


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七合目以上の山小屋一覧
吉田ルートの七合目以上には、今回歩いた範囲で15軒の山小屋が並んでいます。どこに泊まるかで出発時刻も当日の負担も変わるので、位置・標高・収容人数と公式サイトを一覧にまとめました。予約は各山小屋が個別に受け付けています。
| 位置 | 山小屋 | 標高 | 収容人数 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| 七合目 | 花小屋 | 2,700m | 90人 | 公式サイト |
| 七合目 | 日の出館 | 2,720m | 80人 | 公式サイト |
| 七合目 | 七合目トモエ館 | 2,740m | 100人 | 公式サイト |
| 七合目 | 鎌岩館 | 2,790m | 100人 | 公式サイト |
| 七合目 | 富士一館 | 2,800m | 80人 | 公式サイト |
| 本七合目 | 鳥居荘 | 約2,900m | 120人 | 公式サイト |
| 七合目 | 東洋館 | 約3,000m | 178人 | 公式サイト |
| 八合目 | 太子舘 | 約3,100m | 200人 | 公式サイト |
| 八合目 | 蓬莱館 | 3,150m | 75人 | 公式サイト |
| 八合目 | 白雲荘 | 3,200m | 180人 | 公式サイト |
| 八合目 | 元祖室 | 3,250m | 125人 | 公式サイト |
| 本八合目 | 富士山ホテル | 3,400m | 240人 | 公式サイト |
| 本八合目 | 本八合目トモエ館 | 3,400m | 120人 | 公式サイト |
| 本八合目 | 上江戸屋 | — | — | — |
| 八合五勺 | 御来光館 | 3,450m | 90人 | 公式サイト |
収容人数は富士山吉田口旅館組合の一覧の掲載値で統一しています。施設の公式サイトや予約サイトが示す数と異なる場合があり、予約できる人数や空室状況を示すものではありません。位置と標高は施設公式の表記を優先しました。上江戸屋は同組合の一覧に掲載がないため、標高と収容人数は空欄にしています。いずれも2026年8月28日時点で確認した内容で、料金・予約方法・営業状況は変わります。予約の前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。なお花小屋と白雲荘の公式サイトはhttpのため、ブラウザによっては警告が表示されることがあります。
金剛杖の焼印——2024年に受けたもの
金剛杖の焼印は、山小屋の売店で杖に焼き印を入れてもらうものです。立ち寄った山小屋の分だけ杖に増えていくので、どこまで登ったかがそのまま形に残ります。図柄と文字は山小屋ごとに違い、同じ山小屋でも複数の種類が用意されていることがあります。
ここに掲載しているのは、2024年(令和6年)に吉田ルートを登った際に受けた焼印です。2026年8月の今回の登山で受けたものではありません。実際、東洋館・日の出館・鳥居荘の焼印には「2024」、富士一館・元祖室の焼印には「令和六年」「令和6年」の年号が入っています。山小屋ごとの焼印は、上の各山小屋の写真欄にもまとめています。
次の2点は、山小屋ごとの写真欄とは別に掲載しています。「頂上・三七七六米」の焼印は、山頂で入手したものです。もう1点の「須走口・江戸屋」は、八合目の下江戸屋のもので、帰りの下山道で入手しました。


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焼印は各山小屋の売店で有料で受けられます。取り扱いの有無・図柄の種類・料金は山小屋によって異なり、年やシーズンによっても変わります。上の写真はいずれも2024年に受けたもので、現在も同じ図柄が用意されているとは限りません。
とくに絵柄が凝っている数点はこちらです。全29点は下のギャラリーからまとめてご覧いただけます。



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登山して分かったこと——現地からの実体験ヒント
行程を振り返って気づいたこと、次に登る人に伝えておきたいことをまとめました。ガイドブックにはあまり出てこない、実際に登ってみて分かった内容です。
| 体力的にきつい区間 | 七合目付近と九合目付近に岩場が多く、大変に感じました。それ以外の区間は比較的楽です。 |
|---|---|
| 夜間、一人で歩く場合 | ヘッドライトだけだと明かりの範囲が狭く、石につまずきやすくなります。ツアー団体の近くを歩くと周囲が明るく歩きやすいです。 |
| 手袋 | 持っていくことをおすすめします。転んで手をついたとき、岩で手を切ることがあります。 |
| 岩場の登り方 | ストックを使うより、手袋をした手で四つん這いになって登る方が楽な場合があります。 |
| 飲み物の空容器 | 購入した山小屋以外では、空のペットボトルを引き取ってもらえないことが多いです。手持ちの容器に飲み物を移し替えてから、空になった容器を渡すとスムーズです。 |
| 山頂のベンチ | 場所を確保していても、前に別の登山者が荷物を置いてしまうことがあります。場所取りには注意が必要です。 |
| 山小屋での耳栓 | 人が通るたびに小屋がきしむ音がするため、耳栓はほぼ必須です。アイマスクは持っていなくてもタオルなどで代用できます。 |
| 天気の変わりやすさ | 麓が曇っていても、登った先では晴れていることがあります。体感としては曇りぐらいの方が涼しくて快適で、晴天だと暑く感じました。夜に晴れると星がとてもよく見えます。 |
| 入山料・装備チェック | 4,000円の入山料の確認や、装備品のチェックが行われていました。 |
| 荷物の預け先 | 五合目にコインロッカーがあり、便利でした(今回は500円)。 |
| 買い物のタイミング | 標高が上がるほど物価が上がるため、軽いものはできるだけ五合目など低い場所で買っておくのがおすすめです。 |
| 御朱印を受けられる場所 | 吉田ルート上では4か所(五合目、八合目、山頂に2か所)で御朱印をいただけました。八合目は天拝宮の拝殿隣の1つの窓口で、隣接する烏帽子岩宮の分もあわせていただけます。 |
| 下山のコツ | 体感では登りより下りの方がつらく感じました。小さな歩幅で、足裏全体で着地するように歩くと、つま先や膝への負担が少なくなります。 |
| 下山時の姿勢 | 下山中は、やや前傾姿勢で歩く方が、リュックが肩にかかる負担が和らぎました。 |
上記はすべて2026年8月21日〜22日の登山時に筆者が実際に体験・確認した内容です。時期や個人差により状況は変わります。
2026年8月に1泊2日で吉田ルートを歩いたうえでの、筆者個人の優先順位です。公式の推奨順ではありません。
夜通し歩いてでも、日の出前に山頂に立つことを最優先にする価値があります。日の出前、空の色が変わっていく時間も見どころです。
銀明水と奥宮、そして2本目の境界石柱まで往復1時間ほど。体力と時間に余裕があるなら、2本目の石柱まで自分で確かめられます。
奥宮から先へ進んで火口を一周すると、さらに時間がかかります。下山のバス時刻がタイトなら、奥宮までの往復で切り上げて問題ありません。
よくある質問
五合目までバスで上がれ、山小屋も多いため、4本のルートのうちでは初めての人が選びやすい道です。ただし3,000mを超えたあたりから呼吸は明らかに苦しくなり、最後の登りは暗い岩場になります。日頃運動していない状態では相当きついので、事前に歩く習慣をつけておくことをおすすめします。
公式の目安は登り約6時間・下り約4時間ですが、これは実質的に歩行時間だけの数字です。山小屋に一泊し、夜中に山頂へ向かう一般的な行程では、実際には丸2日かかります。今回も行列で足止めされる時間が長く、この通りにはなりませんでした。
行けます。新宿から直行の高速バスで約2時間35分のほか、電車で河口湖駅・富士山駅まで行き路線バスに乗り継ぐ方法もあります(河口湖駅から約55分)。運賃と時刻は上のアクセスの章にまとめました。
御朱印は五合目の小御嶽神社、八合目の天拝宮(拝殿隣の同じ窓口で、隣接する烏帽子岩宮の分もいただけます)、山頂の久須志神社と奥宮で受けられます。焼印は五合目で買った金剛杖に、道中の山小屋で押してもらう形です。受けられるかどうかや初穂料は場所ごとに違うので、事前に各所の公式情報をご確認ください。
富士山の八合目より上は、法律上は富士山本宮浅間大社の境内地だからです。徳川家康の寄進にさかのぼり、1974年の最高裁判決で確定した経緯があります。詳しくは姉妹記事の史跡編で解説しています。
2026年8月21日〜22日の登拝では、冨士山小御嶽神社・烏帽子岩宮・天拝宮・久須志神社・富士山本宮浅間大社奥宮の5社で、あわせて11点をいただきました。このうち烏帽子岩宮と天拝宮の御朱印は、八合目・天拝宮の拝殿隣にある同じ授与窓口でいただくもので、別々の場所にあるわけではありません。久須志神社の銀色の富士山、奥宮の金色の富士山をあしらった見開きなど、実物の写真をすべて上の御朱印の章に掲載しています。このうち天拝宮の木製の御朱印、久須志神社の御朱印、奥宮の御朱印の3点は、現地の授与所で伺ったところ2026年限定の授与とのことで、天拝宮の木製の御朱印は数量も限られているそうです。翌シーズン以降も同じものを受けられるとは限りません。お出かけ前に各所の公式情報をご確認ください。
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