【豊臣兄弟!】犬山城攻め“前段の舞台”として登場した鵜沼城跡はどこから見る?立入禁止でも楽しめる眺望ガイド

木曽川に突き出す岩山「城山」——ここが鵜沼城跡(うぬまじょうあと)とされる場所です。城山は立入禁止のため、遺構を“登って見る”タイプの城跡ではありません。
2026年の大河ドラマ『豊臣兄弟!』でも、犬山城攻めに向かう前段の場面で登場したように、見どころは「川を挟んで犬山城方面と対峙する地形そのもの」。犬山橋付近・木曽川対岸・伊木山(キューピーの鼻展望台)など、眺めやすい地点から楽しむのが定番です。

この記事のポイント
・立入禁止の前提で、どこから見るのが一番わかりやすいか(犬山橋/対岸/伊木山)
・犬山城方面との“にらみ合い”が伝わる見方と、写真が撮りやすい場所
・雨の日/夕方(逆光・日没)にハマりやすい注意点
・犬山城・城下町散策と組み合わせた回り方(短時間〜半日)

アクセスのコツ:城山は立入禁止なので、地図アプリでの目的地は、「登り口探し」ではなく「眺望地点(犬山橋/対岸/伊木山)」とするのがポイントです。

スポット紹介

鵜沼城跡(うぬまじょうあと)

⭐おすすめ度
 歴史的価値:[☆☆]
 視覚的魅力:[☆☆☆]
 体験的価値:[☆]

木曽川の流れに爪を立てるように突き出した岩山——それが、鵜沼城があった「城山」です。断崖に守られたこの天然の要害は、尾張の犬山城と川を挟んで向かい合い、国境の緊張感を今も景色の中に残しています。城主は大沢氏(大沢次郎左衛門など)と伝わります。永禄8年(1565年)前後の情勢として、信長の美濃攻略に関連して伊木山に砦(伊木山城)が築かれた旨が『信長公記』に見える――と紹介されることがあり、これに伴い鵜沼城側が降伏したとする説明もあります(※記事内に、該当箇所の出典を示せると確実です)。また江戸期の軍記『太閤記』には、秀吉が鵜沼城主を調略し、処断命令から守ろうとして人質になったという逸話も描かれますが、軍記物は物語性が強いため史実として扱う際は注意が必要です。真偽の評価は史料に左右されるものの、岩山を見上げると、裏切りと説得が交錯した戦国の息遣いが想像されます。鵜沼の地は、小牧・長久手の戦い(1584年)に関連して、秀吉が鵜沼に布陣し犬山への渡し場を重視した、という説明があります。

城山は戦国の城跡として知られますが、近代には“木曽川を望む高台”としても注目された場所でした。昭和初期に実業家が別荘を建てたのち、建物は犬山の彩雲閣別館として転用された時期があったとされます。戦後は進駐軍のクラブとして使われ、その後『城山荘』という旅館が営業し、木曽川を望む風光明媚な宿として繁昌したという説明があります。ところが火災や老朽化などを経て、平成14年(2002年)に解体撤去されたとされています。

また、市の都市計画関連資料では、城山を「城山緑地」として整備する予定地として用地取得が行われた旨が記されており、城山一帯を公園・緑地として活用していく構想が示されています。現在は立入禁止のため、見学は犬山橋付近や対岸、伊木山の展望地点から眺めて楽しむ形になります。

築造年室町時代ごろ(永享年間とする説があります)
城主大沢次郎左衛門であったとされます
構造・特徴木曽川北岸の岩山(城山)を利用した要害。四方が断崖に近い地形。
改修・復元歴城郭としての改修・復元:不明/昭和初期に別荘が建てられ、戦後は旅館「城山荘」として利用されたが、平成14年(2002年)に解体撤去。
現存状況城跡内部は立ち入り禁止。外観(城山の岩山)を周辺から望む形で見学。
消滅・損壊城郭遺構の詳細は不明(現地立入不可のため確認困難)。
文化財指定不明(指定なしとする情報もある)
備考おすすめの観賞地点:犬山橋周辺、伊木山「キューピーの鼻」展望台など。

🗺 住所:岐阜県各務原市鵜沼南町7-23
🚶 アクセス
鵜沼城跡(城山)は立入禁止のため、駅から“城山に入る”のではなく、犬山橋付近や対岸、伊木山の展望地点などの眺望ポイントを目的地にするのがコツです。新鵜沼駅〜犬山遊園駅の間は木曽川の景色を楽しみながら歩けるため、散策しつつ犬山側へ渡って犬山城・城下町へつなげる回り方もできます(犬山側には木曽川沿いの遊歩道案内があります)。

鵜沼城のふもと

→最寄り駅:名鉄「新鵜沼駅」出口1から徒歩3分
名鉄「名古屋駅」から約40分
名鉄「岐阜駅」から約40分 

鵜沼城を木曽川の対岸から
→最寄り駅:名鉄「犬山遊園駅」出口から徒歩2分

名鉄「名古屋駅」から約40分
名鉄「岐阜駅」から約50分 


⏳ 見学の目安
短時間での見どころ:約10分(鵜沼城の麓で見上げる形で見学)
じっくり観光するなら:約40分(木曽川の対岸にわたり川を挟んで見学)

📍 見どころ

  • 木曽川の対岸から城山ビュー:木曽川にせり出す岩山が圧巻。対岸の犬山城と“にらみ合う”位置関係が一目でわかります。
  • 伊木山「キューピーの鼻」展望台:少し引いた高さから、木曽川・犬山城・鵜沼城跡の並びを俯瞰できます。
  • 季節限定の楽しみ方:秋は色づきで岩肌とのコントラストが出やすく、春は散策しやすい時期です。

📌 トリビア

  • 意外な歴史的背景:1565年、信長の美濃侵攻で伊木山に砦が築かれ、鵜沼城主は「守り切れない」と判断して降伏したとされます。
  • 知る人ぞ知る情報:城山(鵜沼城跡)は立ち入り禁止。現地で“登って攻略”はできないぶん、周辺の展望地点を押さえるほど理解が深まります。
  • 著名人との関係:江戸期の『太閤記』では、豊臣秀吉が鵜沼城主・大沢次郎左衛門を調略し、処断から守ろうとした逸話が語られます(史料評価は要注意)。

FAQ

Q1. 最寄り駅から迷わず行けますか?
A. 新鵜沼駅周辺から城山(鵜沼城跡の岩山)方向の目印はつかみやすいです。

Q2. 所要時間はどのくらい?
A. 城山に入れないため、見学は外側からの見学となります。犬山橋付近で眺めるだけなら短時間、木曽川河畔の遊歩道まで散策すると余裕が必要です。伊木山の展望地点まで含めるなら半日プランが組みやすいです。

Q3. 雨でも行ける?
A. 眺望中心なので、雨でも“行くこと自体”はできます。ただし木曽川沿いは足元が滑りやすく感じる日があり、視界が悪いと鵜沼城跡が見えにくいこともあります。

Q4. 御朱印はありますか?
A. 鵜沼城跡(城山)自体は立入禁止で、授与所のある神社仏閣の案内とは性格が異なります。御朱印目的の場合は、周辺の寺社とセットで回る計画にすると寄り道しやすくなります。

Q5. 遺構は残ってる?復元されていますか?
A. 城山は立入禁止のため、遺構を近距離で確認する見学はできません。楽しみ方は「木曽川に突き出す岩山の地形」と「対岸の犬山城と向かい合う位置関係」を眺望で理解する形になります。

Q6. 子連れ/高齢者でも大丈夫?
A. 城山に登れないので、犬山橋付近や木曽川沿いの散策で組めます。伊木山の展望地点まで入れる場合は、体力や天候に合わせて無理のない範囲で計画すると安心です。

Q7. いちばん写真が撮りやすい場所は?
A. 木曽川の対岸が撮りやすいです。少し引いた俯瞰で理解したい場合は、伊木山(キューピーの鼻展望台)から木曽川・犬山城・城山の並びを見ると、位置関係が一度でつかめます。

近くのスポット:犬山城(国宝)へ(徒歩圏内)

犬山城とセットで回ると、鵜沼城跡(城山)の“対岸から見上げる視点”と、犬山城の“城から見下ろす視点”がつながって、木曽川沿いの要衝だったことが体感しやすくなります。犬山城の見どころ・アクセス・所要時間は、こちらの記事でまとめています。

犬山橋から徒歩約18分(1.2km)

おまけ

犬山橋から犬山城がきれいに見えます。

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