京都・紫野の禅寺、大徳寺の寺宝が上野に集まる開創700年記念の特別展です。2026年10月18日(前期)に開館と同時に入り、約2時間15分かけて見た作品と、入場の手順・混雑の様子・チケットの購入体験をまとめました。
このページの内容
大徳寺展はどんな展覧会か
正式名称は、開創700年記念 特別展「大徳寺 本朝無双之禅苑」です。京都市北区紫野にある臨済宗の大本山・大徳寺と、その塔頭(境内に建つ小寺院)に伝わる書画・彫刻・茶道具などが、東京国立博物館の平成館に並びます。京都の寺そのものを訪ねるガイドではなく、上野で期間限定で見られる展覧会の案内です。
大徳寺は鎌倉時代の末に宗峰妙超が開いた禅寺で、朝廷の庇護を受けて始まり、のちに堺の町衆や戦国武将からも支持を集めました。禅寺の展覧会なのに、織田信長や豊臣秀吉・秀長の肖像、千利休の像、国宝の茶碗が並ぶのはそのためです。戦国時代や茶の湯に関心がある人は、人物と大徳寺のつながりを作品から確かめられます。
実際に見て、大徳寺や仏教に興味があり、寺の歴史や、武将をはじめとする人々との関わりを知りたい人に勧めたいと感じました。多くの人々に支えられて大徳寺が現代まで続いてきたことが、作品と年表の両方から伝わってきます。
千利休に関心がある人には、終章の千利休立像を特に見てほしいと思います。利休は身長180cmほどの長身だったという説があり、会場の像は、その利休とほぼ同じくらいの背丈に感じられました。利休の姿をほぼ等身大の感覚で見られたことは、私にとって貴重な体験でした。
| 会期 | 2026年10月14日(水)〜12月6日(日) 前期:10月14日〜11月8日/後期:11月10日〜12月6日 |
|---|---|
| 会場 | 東京国立博物館 平成館 特別展示室(東京・上野公園)。JR上野駅公園口から徒歩10分(アクセス) |
| 開館時間 | 9:30〜17:00(金・土曜と11月1日・2日・22日は20:00まで)。入館は閉館の30分前まで |
| 休館日 | 月曜日、11月24日(火)。ただし11月2日・23日・30日の月曜は開館 |
| 当日券 | 一般2,300円/大学生1,300円/高校生900円。中学生以下は無料。事前予約は不要(割引・クーポン) |
| 撮影 | 終章「禅とともに ― 大徳寺三門の世界」のみ写真撮影可(動画は不可) |
2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」は、豊臣秀長が主人公です。本展はドラマの展示ではありませんが、ゆかりの寺に伝わる秀長と秀吉の肖像が全期間展示されています。
見たい作品はいつ見られる?前期・後期の違い
本展は会期の途中で展示替えがあり、目当ての作品によって行くべき時期が変わります。特に注意したいのが、織田信長像と曜変天目です。信長像は2点出品されますが、前期と後期で別の作品に入れ替わります。曜変天目は前期だけの展示です。
| 作品(出品番号) | 展示期間 |
|---|---|
| 織田信長像(No.88・総見院蔵) | 前期(10/14〜11/8) |
| 織田信長像(No.87・大徳寺蔵) | 後期(11/10〜12/6) |
| 曜変天目(No.115・国宝) | 前期 |
| 観音猿鶴図(No.13・国宝) | 前期 |
| 宗峰妙超像(No.19・国宝) | 前期 |
| 七仏通戒偈(No.62・一休宗純筆) | 前期 |
| 仏涅槃図(No.68・狩野松栄筆) | 前期 |
| 花鳥図襖(No.150・国宝・狩野永徳筆) | 前期 |
| 琴棋書画図襖(No.151・国宝・狩野永徳筆) | 後期 |
| 豊臣秀吉像(No.89)・豊臣秀長像(No.90) | 全期間 |
| 大井戸茶碗 喜左衛門井戸(No.94・国宝) | 全期間 |
| 看読真詮榜(No.26・国宝) | 全期間(会期中に場面替えあり) |
| 釈迦如来坐像および迦葉・阿難立像(No.156)・千利休立像(No.157) | 全期間 |
出品番号は展示の順番とは一致しませんが、会場内の作品番号と同じです。このほかにも短い期間だけ展示される作品があるため、全作品の展示期間は公式の出品目録(PDF)で確認できます。このページに載せた作品の感想は、すべて前期の10月18日に見たときのものです。後期のみ展示される作品の感想は含めていません。
チケット料金と安く買う方法(割引・クーポン)
当日券は一般2,300円、大学生1,300円、高校生900円で、中学生以下と、障がい者とその介護者1名は無料です。前売券の販売は10月13日で終わっています。事前予約は不要で、チケットがあれば日時の指定なしで入れます。本展のチケットでは、観覧当日に東京国立博物館のコレクション展(本館などの常設展示)も見られます。ただし11月30日はコレクション展が休館です。
大徳寺展のチケットを安く買う方法
| EX旅先予約(JR東海など) | 私が2026年10月に購入したときは300円引きのクーポンが付き、一般2,300円が2,000円になりました。クーポンの有無や割引額は時期で変わる可能性があります |
|---|---|
| 相互割引(100円引き) | 対象の他展のチケット(半券)を正門窓口で見せると100円引き。江戸東京博物館「豊臣兄弟!」展(11/8まで)、国立西洋美術館「ターナー展」(10/24から)など |
| キャンパスメンバーズ | 東京国立博物館キャンパスメンバーズ校の学生は、正門窓口で学生証を見せると当日券が1,100円 |
| 無料 | 中学生以下、障がい者とその介護者1名(生徒手帳・障がい者手帳を提示) |
割引どうしの併用はできず、購入済みのチケットに後から割引は適用されません。前売券(一般2,100円)と各種セット券の販売はすでに終わっています。
チケットの購入場所
| 正門チケット売場 | 開館日のみ、閉館30分前まで販売。公式サイトでは、混雑時は30分以上待つことがあると案内されています |
|---|---|
| オンライン(e-tix) | 公式販売サイト。通常観覧券は手数料0円 |
| その他のプレイガイド | EX旅先予約、アソビュー、ローチケ、チケットぴあなど多数。手数料や発券方法はサイトごとに異なります |
EX旅先予約の電子チケットで入場するときの流れ
私はJR東海などが運営する「EX旅先予約」で電子チケットを買いました。購入時に300円引きのクーポンが付いていて、一般2,300円のチケットを2,000円で購入できました。EX旅先予約は公式サイトの販売窓口一覧にも載っています。購入にはログインが必要なので、会員条件とクーポンの内容は販売ページで確認してください。
ひとつ戸惑ったのが入場のしかたです。多くの電子チケットは、自分のスマートフォンにQRコードを表示して入口で見せます。ところがこのチケットは、自分の端末で係員のQRコードを読み込む方式でした。購入済みの画面を押すとスキャン画面が開き、そこで読み取ります。周りの人が皆QRコードを出している中で自分だけ出せず不安になりましたが、係員は慣れた様子で案内してくれました。正門と展覧会入口での手順は、次のとおりです。
購入済みの画面を係員に見せれば通れます。
係員が示すQRコードを、自分の端末のスキャン画面で読み取ります。これでチケットが「利用済み」になり、会場に入れます。
私は入口で戸惑いましたが、この2段階の流れを知っていれば当日は安心して入れると思います。
実際に見て気になった作品と鑑賞のポイント
ここでは、会場で特に目を留めた作品を、テーマごとにまとめます。作品の撮影は終章以外では禁止のため、肖像画と茶碗はAIで作ったイメージ画像を添えています。実物の写真ではないので、色や細部は実物とは異なります。
織田信長・豊臣秀吉・豊臣秀長の肖像
信長の葬儀を大徳寺で行ったのは秀吉でした



AI生成イメージ左から織田信長(総見院蔵・No.88)、豊臣秀吉(No.89)、豊臣秀長(No.90)の肖像を参考にしたイメージです。実物の写真や正確な復元図ではありません。タップすると拡大できます。
本能寺の変のあと、天正10年(1582)に大徳寺で信長の盛大な葬儀を執り行ったのは豊臣秀吉です。翌年には信長の菩提を弔う塔頭として総見院が創建されました。会場には狩野永徳が描いた信長像が2点出品され、前期は総見院の像(No.88)、後期は大徳寺の像(No.87)が展示されます。
前期に見たNo.88では、髪の毛が1本ずつ細かく描かれ、頬にほんのりと色がさしていることに目が行きました。人物の後ろには白い帯のようなものも見えます。
見るときのポイント
- 織田信長像(No.88・前期):髪の細かさ、頬の色、背後の白い帯。公式サイトの解説では、2点の信長像は葬儀用と三回忌用に制作されたとみられ、三回忌の像には着衣の描き直しがあったと紹介されています。秀吉の意向で描き直されたというのは、解釈の一つです。
- 豊臣秀吉像(No.89・全期間):顔は細かく描かれている一方、体の部分の描写はあっさりしていて、その差が気になりました。服の部分には傷みが見られます。江戸時代17世紀の作品です。
- 豊臣秀長像(No.90・全期間):玉仲宗琇の賛があり、秀長が亡くなった天正19年(1591)の作です。あごひげが描かれています。
開山・宗峰妙超と一休宗純の書
戦火から守られたと伝わる一巻と、一休の力強い筆
大徳寺を開いたのは宗峰妙超(大燈国師)です。前期には国宝の宗峰妙超像(No.19)が並び、その師にあたる南浦紹明の像(No.9・前期)も展示されています。南浦紹明は福岡の崇福寺や鎌倉の建長寺に住した禅僧で、大徳寺の開山ではありません。
宗峰妙超が書いた国宝《看読真詮榜》(No.26)は、応仁の乱の際に一休宗純が袋に入れて首から下げ、戦火から守ったと伝わる一巻です。公式サイトによると、そのとき使ったと伝わる袋も付属しています。実物は、字の大きさが目を引きました。一休自身の書としては、前期に《七仏通戒偈》(No.62)が出ていて、こちらは力強い書きぶりが印象に残りました。
あわせて見たい作品
- 遺偈(No.66・前期):一休宗純が亡くなる文明13年(1481)に書いた遺偈(亡くなる前に悟りの境地を記した漢詩)。
- 一休宗純像:会期中に複数の一休像が入れ替わりで展示されます。前期のNo.57は東京国立博物館の所蔵品です。
- 臨済義玄像(No.65・前期):臨済宗の祖とされる中国・唐代の禅僧の肖像で、一休宗純の賛があります。
曜変天目と喜左衛門井戸
茶の湯の名品は、照明と見る距離で印象が変わる


AI生成イメージ左は曜変天目(No.115)、右は大井戸茶碗「喜左衛門井戸」(No.94)を参考にしたイメージです。実物の写真や正確な復元図ではありません。タップすると拡大できます。
龍光院に伝わる国宝の曜変天目(No.115)は前期だけの展示です。この茶碗は、ほかの作品とは別の、暗い小部屋のような空間でライトアップされていました。列は2つあり、間近で見る人の列と、周りから少し離れて見る人の列に分かれています。私は近くで見る列に10分ほど並んでから、誰も並んでいなかった離れた位置の列にもう一度回り、2つの距離から見ました。
器の内側の粒は均等に散っていました。ただ、以前に見たときのほうが、粒の輝きが七色らしく見えた気がします。照明や見る位置で印象が変わる茶碗なので、時間に余裕があれば両方の列から見てみてください。
茶道具・花入の見どころ
- 大井戸茶碗 喜左衛門井戸(No.94・国宝・全期間):朝鮮時代16世紀に朝鮮半島で作られ、京都・孤篷庵に伝わる茶碗です。器は薄く、枇杷のような色が印象に残りました。音声ガイドでは、釉薬の色、ろくろの跡、深い形が鑑賞の手がかりとして紹介されています。釉薬の色やろくろの跡、深い形に美を見いだす、茶の湯の価値観を感じられる一碗です。
- 青磁鯱耳花入(No.82・全期間):中国・龍泉窯の花入で、金継ぎのように見える補修の跡があります。
- 青磁文字文双耳瓶(No.93・全期間):胴の両側の耳に輪が付いていて、輪は焼成の際に器と一体に作られています。「福寿」の文字が入っています。
観音猿鶴図・仏涅槃図と円相像
写真のような描写と、円と一点だけの肖像
中国・南宋時代の画僧、牧谿が描いた国宝《観音猿鶴図》(No.13・前期)は、中央に観音、左右に子を抱く猿と鶴を配した三幅対です。実物は、写真のように見えるほどの描写でした。音声ガイドでは、子を抱く猿や鳴き交わす鶴に見られる親子の情愛が、中央の観音の慈悲に通じるという読み方が紹介されています。
同じく前期に展示される狩野松栄の《仏涅槃図》(No.68)は、永禄6年(1563)の作で、とにかく巨大な作品です。
知っておくと面白い作品
- 円相像(No.120・全期間):紫衣事件で流罪となった沢庵宗彭の作品で、人の姿を描かず、円と一点で自分を表した肖像です。音声ガイドの解説では、絵師に描かせた円の中に沢庵自身が一点を加えたものと説明されています。大きな世界と、その中の小さな自分という禅の発想を、具体的な形で見られます。
- 百鬼夜行絵巻(No.139・伝土佐光信筆):室町時代15世紀の絵巻で、会期中に場面替えがあります。言葉書きがないため、妖怪たちが行列する理由ははっきりしていません。音声ガイドでは、最後に描かれた赤い球体について、朝日とする説と、尊勝陀羅尼の法力とする説が紹介されています。
終章「禅とともに ― 大徳寺三門の世界」
背景は再現、仏像と利休像は実物

最後の展示室は、大徳寺の三門(金毛閣)の楼上を表した空間です。天井の龍図、壁の羅漢像、朱色の柱絵や欄干は、三門の中を伝えるための再現展示で、実物の建物を移したものではありません。その中央に、実物の釈迦如来坐像および迦葉・阿難立像(No.156)と千利休立像(No.157)が置かれています。
本展で写真撮影ができるのは、この終章だけです。動画の撮影はできません。会場では三門楼上で行われた法要(開創700年を記念した三千家合同の献茶式)の映像も上映されていて、武者小路千家、表千家、裏千家の順に茶を点てる様子が紹介されていました。上映室は撮影できましたが、映像そのものは撮影禁止でした。
実物と再現の見分け方
- 実物:釈迦如来坐像(印慶作、応永11年〈1404〉)と、迦葉・阿難立像(鎌倉時代13〜14世紀)。普段は大徳寺の三門楼上に安置されている像です。
- 再現:十六羅漢像の写真パネル、仁王を描いた柱絵、天井の蟠龍図、朱色の欄干。








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千利休立像(No.157)
秀吉が怒ったと伝わる像と、目の前の像は別のもの

千利休は大徳寺で禅を学び、わび茶を大成させた人物です。天正17年(1589)には利休の寄進によって三門が二階建ての金毛閣になり、その楼上に利休の木像が置かれました。この像をめぐって秀吉の怒りを買ったという話は有名で、利休が切腹を命じられた原因の一つとして語られてきました。ただし、秀吉の怒りを利休の死の直接の原因とする説明は、伝わる話の一つです。
注意したいのは、会場の利休像がその当時の像ではないことです。現在の像は、頭部が天保11年(1840)、体部が明治2年(1869)に作られたもので、体部は田中浄慶の作です。逸話の舞台となった三門楼上の再現空間で、後の時代に作られた像を見る展示です。
実際に像の前に立つと、その大きさに目が行きます。利休は身長180cmほどの長身だったという説があり、この像は利休とほぼ同じくらいの背丈に感じられました。ただし利休の身長を示す確かな記録はなく、利休が使ったと伝わる甲冑や後世の茶書の記述から推定された説です。なお、もとの木像も利休の姿を等身大に写したものだったと伝わります。




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利休が学んだ禅僧と聚光院
第3章には、利休が参禅した笑嶺宗訢の坐像(No.80・全期間)があります。笑嶺を開祖とする塔頭・聚光院は、三好義継が養父の三好長慶を弔うために創建した寺で、のちに利休がここを自らの菩提所としました。戦国の三好氏と利休が、同じ寺と同じ禅僧を通じてつながっていることが分かります。聚光院に伝わる狩野永徳の国宝の襖絵は、前期に《花鳥図襖》(No.150)、後期に《琴棋書画図襖》(No.151)が展示されます。
漫画・アニメ・ゲームで知った人物に会える?
漫画やゲームで名前を知った人物ゆかりの品が、展覧会にも出ています。作品に出てくるのは人物で、展示品そのものが描かれているわけではありません。
| 『バガボンド』 沢庵宗彭 | 沢庵は実在の禅僧で、漫画にも登場します。展覧会では、沢庵が自分の姿を円と一点で表した《円相像》(No.120・全期間)などを見られます。 |
|---|---|
| 『一休さん』 一休宗純 | アニメで知られる一休は、大徳寺の僧でもありました。展覧会では、一休が首に下げて戦火から守ったと伝わる国宝《看読真詮榜》(No.26)や、複数の一休像が展示されます。 |
| 『Fate/Grand Order』 千利休 | ゲームに登場する千利休は、展覧会の利休像とは別の表現です。展覧会の最後の章では、三門楼上を再現した空間で、後の時代に作られた利休の木像を見られます。 |
| 『へうげもの』 長谷川等伯 | 漫画に登場する絵師の等伯は、大徳寺にも作品を残しました。展覧会では、真珠庵の襖絵《商山四皓図襖》(No.152・後期)が出品されます。 |
展示の内容は会期中に入れ替わるため、見たい作品がある日に出ているかは、公式サイトの出品リストで確認してください。
大徳寺と戦国武将・茶の湯のつながり
会場の年表を追うと、戦国時代から江戸時代初めにかけて、名だたる武将や茶人が次々に大徳寺と関わっていたことが分かります。展示を見る前にこの流れを押さえておくと、肖像画や茶道具がなぜこの寺に伝わっているのかが見えてきます。
| 1535年(天文4) | 大友宗麟が瑞峯院を創建 |
|---|---|
| 1566年(永禄9) | 三好長慶の塔所として聚光院を創建(元亀年間とも) |
| 1582年(天正10) | 豊臣秀吉が大徳寺で織田信長の葬儀を執り行う |
| 1583年(天正11) | 古渓宗陳を開祖として総見院を創建 |
| 1589年(天正17) | 千利休が三門を二階建ての金毛閣とする |
| 1591年(天正19) | 豊臣秀長が没する。千利休の三門木像事件 |
| 1601年(慶長6) | 細川忠興が高桐院を創建 |
| 1606年(慶長11) | 黒田長政が龍光院を創建 |
| 1608年(慶長13) | 前田まつ(芳春院)と利長・利常が芳春院を創建 |
| 1629年(寛永6) | 紫衣事件。玉室宗珀・沢庵宗彭が流罪 |
大徳寺は養叟宗頤・一休宗純の時代に堺の町衆へ支持が広がり、戦国武将たちは一族の菩提を弔う塔頭を次々に建てました。曜変天目が伝わる龍光院は黒田長政の創建、喜左衛門井戸が伝わる孤篷庵は小堀遠州が龍光院の中に開いた庵です。展示品の所蔵先として書かれている塔頭の名前に注目すると、作品と武将のつながりがたどれます。
所要時間と回り方、訪問当日の混雑
私は10月18日(日)、9:30の開館と同時に入り、会場を出たのは11:45ごろでした。曜変天目の列に並んだ時間、途中のグッズ売場、撮影できる終章を含めて約2時間15分です。作品数が多く、書や肖像の解説を読みながら進むと時間がかかるので、2時間以上はみておくと落ち着いて見られます。
入館前の様子です。正門に8:30に着いた時点で、すでに30〜40人ほどが並んでいました。列には事前にチケットを買った人と、これから買う人が混ざっていました。正門を入ると、そのうち事前チケットを持っていた約15人は、そのまま一直線に平成館へ向かい、入口の前に並びました。開館直後に入りたい場合は、チケットを事前に用意しておくと窓口に並ばずに済みます。
2階に上がり、第1会場から見始めます。入口の近くに音声ガイドの貸出窓口があります。
第1会場を出ると、第2会場の入口付近にグッズ売場があります。鑑賞の途中で一度通るので、混み具合を見て最後に寄るか決められます。
展示の後半です。曜変天目(前期)は暗い小部屋のような専用の空間にあり、近くで見る列と離れて見る列に分かれています。
最後に三門楼上の再現空間で、実物の釈迦三尊像と千利休立像を見ます。撮影できるのはここだけです。






タップすると拡大できます。列や窓口の様子は2026年10月18日の撮影時点のものです
上野駅から平成館へのアクセス
会場の平成館は、東京国立博物館の敷地の奥(正門から見て左奥)にある建物です。正面に見える本館ではないので注意してください。JR上野駅の公園口を出て上野公園を抜け、正門から入ります。
Access / 交通
| 会場 | 東京国立博物館 平成館(東京都台東区上野公園13-9) |
|---|---|
| 最寄り駅 | JR上野駅 公園口、またはJR鶯谷駅 南口から徒歩10分(博物館の案内) |
| 東京駅・品川駅から | JRで上野駅へ。上野東京ライン・山手線・京浜東北線が利用できます |
| 入口 | 正門から入り、構内を進んで平成館へ。チケット売場は正門にあります |
黄色い「公園改札」の案内を目印に改札を出ると、目の前が上野公園です。
改札を出てすぐの正面に上野動物園が見えます。そのまま真っすぐ進んで右手に曲がると、正面に東京国立博物館が現れます。
正門前に大徳寺展の大きな看板があります。正門を入ったら本館には入らず、左奥の平成館へ向かいます。
音声ガイド・グッズ・あわせて見られる展示
音声ガイドは、会場で借りる専用機が700円、スマートフォンアプリ「聴く美術」版が800円で、収録内容は同じです。ナビゲーターは松重豊さん、ナレーターは上坂すみれさんです。アプリ版を使う場合はイヤホンを持参してください。このページで紹介した観音猿鶴図や円相像の読み方の一部は、音声ガイドの解説にもとづいています。
グッズ売場には、本展限定の御朱印付き御朱印帳や写経用紙、猿や虎をあしらったTシャツなどが並んでいました。写真の商品や価格は10月18日時点のもので、在庫は日によって変わります。



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時間に余裕があれば、同じチケットで当日のコレクション展(本館など)も見られます。また会期中は、通常17時に閉まる東京国立博物館の庭園を夜間公開するイベント「ZEN NIGHT TOKYO」も開かれています。こちらは展覧会とは別の有料イベントで、展覧会だけを見るなら申し込む必要はありません。
遠方から訪れるなら、どのエリアに泊まる?
私の鑑賞時間は約2時間15分でした。首都圏からなら、日帰りで訪れやすい展覧会です。泊まりがけで東京を訪れる場合は、翌日の移動に便利なエリアがおすすめです。新幹線で移動するなら東京駅、京都方面へ向かうなら品川駅も便利です。東北方面へ向かう場合や、上野でゆっくり過ごしたい場合は、上野駅周辺が候補になります。
| 上野駅周辺 | 会場まで徒歩圏。東北・上越方面の新幹線にも乗れる。アメ横などがあり夜もにぎやか。手頃な料金のホテルもある アゴダで上野エリアの宿を探す |
|---|---|
| 東京駅周辺 | 東海道・東北など各方面の新幹線の起点。上野へはJRで移動。駅舎内や周辺に高級ホテルが多い アゴダで東京駅周辺の宿を探す |
| 品川駅周辺 | 東海道新幹線が停まり、翌日京都・大阪方面へ向かう旅程に向く。上野へは上野東京ラインなどで移動 アゴダで品川エリアの宿を探す |
以下は、立地とホテル公式の施設情報をもとに選んだ候補です。料金は日程や部屋の条件で大きく変わるため、ここでは比較していません。宿泊予約サイトのアゴダへのリンクには広告(アフィリエイト)が含まれ、リンク経由で予約されると当サイトに紹介料が入ります。
ホテルリソル上野
上野を拠点にする旅程向け。JR上野駅の浅草口・入谷口から徒歩1分です。博物館側の公園口とは駅の反対側にあたるため、会場までは駅を抜けて歩きます。
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東京ステーションホテル
翌日に新幹線で移動する人や、歴史的な建物に泊まりたい人向け。1915年に開業した、東京駅丸の内駅舎の中にあるホテルです。上野へはJRで移動します。
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品川プリンスホテル
翌日に品川から東海道新幹線に乗る旅程向け。品川駅高輪口から徒歩約2分です。展覧会へは上野まで鉄道で移動する必要があります。
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