
このページでは、長浜市指定史跡・虎御前山城跡の全11か所の陣地跡を、実際に現地を歩いて撮影した写真・360°パノラマとともに紹介します。入山無料、JR虎姫駅から徒歩15分でアクセスできます。ショートコース(往復1〜1.5時間)と縦走コース(2〜3時間)の2通りのルートから選べます。
実際に踏破した経験をもとに、迷いやすい分岐の写真や各陣地跡の遺構の見どころ・読み取り方も合わせて解説しています。スポットごとの詳細は、エリアガイドページをご覧ください。また、令和8年春限定の御城印(2026年5月31日まで)の情報もこのページで案内しています。
元亀3年(1572)、織田信長が浅井長政の小谷城を包囲するために築いた前線基地群が、虎御前山城跡です。尾根上には信長・木下秀吉(後の豊臣秀吉)・柴田勝家ら織田方の諸将の陣地跡が連なり、天正元年(1573)の小谷城落城まで最前線であり続けた戦場の地形を、現在もハイキングコースとしてたどることができます。
11か所の陣地跡は、南側・北側の専用ガイドで写真つき解説しています
このHubページでは全体像・アクセス・コース選びを整理しています。実際に歩く前に、迷いやすい分岐、360°パノラマ、各陣地跡の遺構の見方を確認したい場合は、下の詳細ページから読むのがおすすめです。
虎御前山城跡の基本情報
| 料金 | 無料 |
|---|---|
| 所要時間 | ショートコース(南側6か所で折り返し):1〜1.5時間 / 縦走コース(全11か所・虎姫駅→河毛駅):2〜3時間 |
| 最寄り駅 | JR北陸本線「虎姫」駅(登山口まで徒歩約15分・約1.2km) |
| 縦走下山口 | JR北陸本線「河毛」駅(展望所から徒歩約15分・約1km) |
| 駐車場 | 虎御前山公園駐車場(無料・10台以上)。週末・行楽シーズンは早めの到着を推奨。 |
| 御城印 | 令和8年春限定/450円(税込)/河毛駅コミュニティハウスにて販売(〜2026年5月31日) |
| 標高 | 約224m |
| 文化財指定 | 長浜市指定史跡 |
| ハイキングコース開通 | 平成16年(2004) |
| 足元の注意 | 山道のため運動靴必須。雨天後は滑りやすい箇所あり。 |
虎御前山城の歴史
元亀3年(1572)の築城——なぜ対岸に城を築いたのか
元亀3年(1572)当時、織田信長と浅井長政は長期対立の最終局面を迎えていました。浅井の本拠・小谷城は背後に山を抱えた堅固な山城で、正面攻略が困難であったため、信長は小谷山の対岸に位置する虎御前山(標高約224m)に前線基地を構築する戦略を採りました。
虎御前山から小谷城までの直線距離はおよそ2km。山頂からは小谷城の山容を直接見渡せる位置関係にあり、補給路の遮断と監視・圧迫のために理想的な拠点でした。7月27日に普請を開始し、わずか2週間足らずの8月8〜9日には完成したと伝わります。
天正元年(1573)小谷城落城と虎御前山の役割
天正元年(1573)8月27日、信長の命を受けた木下秀吉は小谷城の「京極丸」を奇襲して攻め落とし、続けて「小丸」へも攻め入りました。これにより城内で孤立した浅井久政・長政の父子は連絡を断たれ、9月1日に浅井長政は自刃、小谷城は落城しました。
約1年2か月にわたり前線基地として機能した虎御前山城は、小谷城落城をもってその役割を終えました。廃城後も尾根上の地形はよく残り、長浜市の史跡整備を経て現在のハイキングコースとして公開されています。
木下秀吉と虎御前山——天下人への道のり
虎御前山城の城番として前線を守り続けた木下秀吉は、この戦いでの功績が信長からの信頼をさらに深めるきっかけのひとつとなりました。小谷城落城後、秀吉は長浜城主として湖北の地を与えられ、後の天下統一へと続く足がかりをここで築いています。2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で描かれる秀吉の前半生を、実際の戦場跡で体感できる貴重な史跡です。
虎御前山城の歴史年表
- 7月27日、築城開始
- 8月8〜9日、完成
- 信長が小谷城包囲のため対岸に普請
- 諸将が尾根上に分散配置
- 8月27日、秀吉が京極丸を攻め落とす
- 秀吉、続けて小丸へ攻め入る
- 9月1日、浅井長政自刃・小谷城落城
- 虎御前山城の役割を終える
- 長浜市指定史跡に指定
- 平成16年(2004)ハイキングコース開通
- 諸将の陣所跡に石碑を設置
- 360°パノラマ等で情報公開が進む
見学の流れ・コースの選び方
虎姫駅発・往復コース
虎姫駅→河毛駅 縦断コース
車で行く場合|虎御前山公園駐車場から登山口へ
車で訪れる場合は、矢合神社近くの虎御前山公園駐車場を利用できます。無料で、駐車台数は10台以上。駐車場から登山口までは徒歩すぐです。週末や行楽シーズンは混雑する場合があるため、午前中の早い時間に到着すると安心です。
アクセス地図
虎姫駅から虎御前山公園駐車場までは、約1km、徒歩15分ほどです。
虎御前山を北へ抜けて河毛駅へ向かうルート。下山後に河毛駅(御城印販売場所)まで約1km、徒歩15分ほどです。
陣地跡ガイド:エリア別に紹介
11か所の陣地跡を2つのエリアに分けて詳しく解説しています。360°パノラマ写真・各スポットの詳細データ・歩き方のポイントは各ガイドページをご覧ください。
現地で迷わず歩きたい方は、ここから詳細ページへ進んでください。下のスポット名は各詳細ページ内の該当箇所へ直接移動できます。Hubで全体像をつかみ、詳細ページで写真・360°パノラマ・遺構の見方を確認する流れが最も使いやすい構成です。
【令和8年春限定】御城印の販売情報(2026年5月31日まで)
虎御前山城 御城印「令和八年春限定」
| 販売期間 | 2026年3月7日(土)〜5月31日(日) |
|---|---|
| 価格 | 450円(税込)/ 1枚 |
| 販売場所 | 河毛駅コミュニティハウス(滋賀県長浜市) Tel:0749-78-2280 営業時間:6:30~18:00 |
| 種類 | 令和八年春限定(新作) その他、通常版もあります。 |
※ 在庫状況・営業時間は事前に長浜市観光協会等でご確認ください。河毛駅はJR北陸本線。縦走コースで虎御前山を北側に下山後、徒歩約15分の場所に位置します。御城印の収集を兼ねるなら、縦走コース(虎姫駅→河毛駅)がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
令和8年(2026年)春限定の新作御城印が、河毛駅コミュニティハウス(滋賀県長浜市)で販売されています。販売期間は2026年3月7日〜5月31日、価格は1枚450円(税込)です。縦走コースで虎御前山を北側に下山後、河毛駅まで徒歩約15分の場所にあります。在庫状況・営業時間は事前にご確認ください。
はい、無料で見学できます。虎御前山は長浜市指定史跡として整備されており、ハイキングコースへの入山料や拝観料は必要ありません。ただし、矢合神社は信仰の場ですので静粛にお参りください。
虎姫駅から矢合神社を経て南側6か所で折り返すショートコースは1〜1.5時間、全11か所の陣地跡を歩いて河毛駅側へ抜ける縦走コースは2〜3時間が目安です。写真撮影や休憩を入れる場合は、半日程度の余裕を見ておくと安心です。
元亀3年(1572)、織田信長が浅井長政の小谷城を包囲するために対岸の虎御前山に築いた前線基地群です。尾根上に多賀貞能・蜂屋頼隆・丹羽長秀・滝川一益・堀秀政・織田信長・木下秀吉(後の豊臣秀吉)・柴田勝家らの陣地跡が残り、天正元年(1573)の小谷城落城まで戦いの最前線でした。
最寄り駅はJR北陸本線「虎姫」駅で、駅から矢合神社(登山口)まで徒歩約15分(約1.2km)です。車の場合は虎御前山公園駐車場(無料)が利用できます。北側へ縦走する場合は、下山後にJR「河毛」駅(徒歩約15分)を利用することもできます。
はい、虎御前山公園駐車場(無料・10台以上)が利用できます。矢合神社(登山口)まで徒歩すぐの場所にあります。週末や行楽シーズンは混雑する場合があるため、早めの到着を推奨します。
当時「木下秀吉」と名乗っていた豊臣秀吉は、虎御前山城の城番として長期にわたり前線を守りました。天正元年(1573)8月27日には信長の命を受けて小谷城の京極丸を攻め落とし、続けて小丸へ攻め入るなど、小谷城落城に直接関わる活躍をしています。
歴史的価値が高いのは「伝 織田信長陣地跡」と「伝 木下秀吉陣地跡」です。土塁・堀跡・段状の曲輪など遺構の残りも比較的よく、小谷城との位置関係を実感しやすいスポットです。遺構の構造を読み取りたい方には「伝 堀秀政陣地跡」もおすすめで、堀切で区画された3つの曲輪を観察できます。
ハイキング初心者でも挑戦できるコースですが、山道のため動きやすい服装と運動靴は必須です。標高は約224mで、矢合神社から縦走路までの比高は大きくありませんが、尾根道の起伏があります。雨天後は足元が滑りやすいため注意が必要です。
体力に余裕があれば同日見学も可能ですが、両方じっくり歩くと一日がかりになります。虎御前山(2〜3時間)を午前中に歩き、午後から小谷城(2〜3時間)を登るプランが現実的です。小谷城へはJR河毛駅から登山口へ向かうルートが一般的です。詳しくは小谷城ガイドページをご覧ください。
※ 掲載情報は現地調査・公開資料をもとにしていますが、遺構の保存状況や伝承地の比定には諸説あります。見学の際は長浜市教育委員会発行の資料や現地案内板もあわせてご参照ください。所要時間・アクセスは目安です。山道のため、天候・体力に応じた準備をお願いします。御城印の在庫・販売状況は変更になる場合があります。事前にご確認ください。
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