江戸の記憶をたどる、風格と美の名城へ──。
四季折々の風景に包まれながら、江戸時代の面影を色濃く残す彦根城。その敷地には、国宝に指定された天守をはじめ、重厚な櫓や歴史的な門、藩主たちが過ごした邸宅跡、そして風雅な庭園が点在しています。一歩足を踏み入れれば、戦国から江戸、幕末に至る激動の時代を静かに物語る石垣や木橋、そして松並木が迎えてくれることでしょう。本記事では、彦根城を彩る数々の歴史スポットを、トリビアとともに丁寧にご紹介します。
いろは松
🏛 概要
彦根城の中堀沿いに静かに佇む「いろは松」は、まるで時を越えて城下の記憶を今に伝えるような風格を漂わせています。この松並木は、江戸時代の二代藩主・井伊直孝公の命により、47本が植えられたのが始まりとされ、「いろは47文字」にちなんで「いろは松」と名付けられました。かつては藩主が登城する際の重要な通り道として用いられ、多くの足跡を見守ってきたこの道は、まさに城の歴史そのものといっても過言ではありません。
現在は32本の松が残り、その多くは樹齢300年を超える貴重な古木。手入れの行き届いたその姿は、江戸の情緒と武家文化の香りを今に伝え、訪れる人に静かなる感動を与えてくれます。春は桜、秋は紅葉との美しいコントラストも魅力で、季節ごとに異なる風景を楽しめるのも人気の理由。歴史と自然が織りなす風景の中で、往時の風を感じながら散策を楽しめる、彦根城ならではの価値あるスポットです。
🗺 住所：
滋賀県彦根市金亀町1-1
🚶 アクセス
最寄り駅：JR彦根駅から徒歩15分（約1.2km）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
🔹 並木の構成美：当時のままに近い並びで残る松が、まっすぐに続く中濠沿いを彩り、写真映えも抜群です。
🔹 こも巻きの風景：毎年立冬の頃から春の啓蟄まで、越冬する害虫駆除のために松に巻かれる「こも」が、冬の風物詩として親しまれています。
🔹 季節限定の楽しみ方：春には桜と松のコントラスト、秋には紅葉と松の緑が織りなす見事な景観が楽しめます。
📌 トリビア
意外な歴史的背景：いろは松は単なる街路樹ではなく、藩主や家臣たちが登城時に通った格式ある「登城道」として整備されたもので、格式の象徴でもありました。
知る人ぞしる情報：松の一本一本に番号札が付けられており、それぞれに記録が残されているという管理の丁寧さは、まさに彦根藩の几帳面な気風を表しています。
著名人との関係：幕末の井伊直弼も、青年時代にはこの松並木を歩きながら思索にふけっていたと言われています。
埋木舎
🏛 概要
彦根城の中堀沿いに佇む「埋木舎（うもれぎのや）」は、幕末の大老・井伊直弼が17歳から32歳までの15年間を過ごした屋敷です。彼は自身の境遇を「埋もれ木」に例え、「世の中をよそに見つつも埋もれ木の埋もれておらむ心なき身は」と詠み、この屋敷を「埋木舎」と名付けました。この静かな環境で、直弼は茶道、和歌、禅、武術などの修練に励み、後の開国政策を推進するリーダーとしての素養を培いました。屋敷内には、直弼が茶の湯を学んだ茶室「澍露軒（じゅろけん）」が現存し、当時の文化的背景を今に伝えています。
埋木舎は、質素ながらも品格ある武家屋敷の佇まいを残しており、歴史的価値が高いスポットです。訪れることで、直弼の青春時代と彼が育んだ精神性を感じ取ることができるでしょう。
🗺 住所：
🚶 アクセス
いろは松から徒歩約3分（約190m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約15分
じっくり観光するなら：約30分
📍 見どころ
🔹 茶室「澍露軒」：直弼が茶道の修練を積んだ場所で、質素ながらも趣のある空間です。
🔹 庭園：四季折々の風情を楽しめる日本庭園で、静寂の中に歴史の息吹を感じられます。
🔹 季節限定の楽しみ方：春には新緑、秋には紅葉が美しく、季節ごとの景観を堪能できます。
📌 トリビア
意外な歴史的背景：直弼は埋木舎での生活を「世の中をよそに見つつも埋もれ木の埋もれておらむ心なき身は」と詠み、自らの境遇を「埋もれ木」に例えました。
知る人ぞ知る情報：屋敷内には、直弼が座禅を組んだとされる「座禅の間」があり、釘隠しには二匹の兎が彫られています。
著名人との関係：井伊直弼は、幕末の動乱期に開国を推進した江戸幕府の大老であり、その才能は埋木舎での修練によって培われました。
大手門橋
🏛 概要
「大手門橋（おおてもんばし）」は、彦根城の正面玄関ともいえる大手門に架かる木造の橋で、かつての武家の格式と防衛の知恵を今に伝える貴重な構造物です。江戸時代、彦根藩井伊家の本拠地として築かれた彦根城において、大手門はもっとも重要な出入口でした。この橋は城の内堀にかかり、敵の侵入を防ぐ防御機構の一環として設計されており、その戦略的な配置や構造は、徳川幕府の要所であった彦根城の防衛意識の高さを物語っています。
徳川四天王の一人・井伊直政の子、井伊直継が完成させた彦根城は、家康の命を受けて築かれたことからも、特に厳重な造りとなっており、大手門橋はその象徴的存在。現在は歩行者専用橋として整備されており、風情ある木造の橋を渡ると、かつての城下の緊張感や格式が肌で感じられます。観光のスタート地点としても人気で、彦根城の壮麗な景観の入り口としての役割を今も果たしています。
🚶 アクセス
埋木舎から徒歩約10分(約750m)
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約10分
じっくり観光するなら：約20分
📍 見どころ
🔹 木造の橋の構造美：防御と格式を両立させた機能的かつ美しい橋梁で、江戸時代の建築思想が見て取れます。
🔹 表門とセットの景観：大手門橋を渡った先に現れる表門とのセットは、絶好の撮影スポット。
🔹 季節限定の楽しみ方：春には堀沿いの桜、秋には紅葉が水面に映え、橋と自然が織りなす絶景が楽しめます。
📌 トリビア
意外な歴史的背景：この橋は「跳ね橋」として敵の侵入を防ぐ可動式だったという説もあり、防御性の高さが伺えます。
知る人ぞしる情報：橋のすぐそばには旧城下町の名残を感じる石垣や井伊家の赤備えをイメージした瓦など、細部に見応えあり。
著名人との関係：徳川家康の命により築城された彦根城の主入口であるこの場所は、徳川の威信を象徴する場でもありました。
旧西郷屋敷長屋門
🏛 概要
彦根城下町に佇む「旧西郷屋敷長屋門」は、江戸時代の武家屋敷の風情を今に伝える貴重な建造物です。この長屋門は、寛保2年（1742年）に建立され、明治16年（1883年）に現在の位置に移築されたと考えられています。 桁行24間（約43.6メートル）、梁間3間（約5.4メートル）の入母屋瓦葺の壮大な構造を持ち、正面の外観は旧形をほぼ完全に保持しています。
西郷家は、徳川家康の命により井伊直政の付家老となり、幕末まで仕えた家柄で、彦根藩の家老職を務めました。 その屋敷跡に残るこの長屋門は、旧武家屋敷の面影を色濃く残し、城下町の歴史的景観を形成する重要な遺構として、市の指定文化財に指定されています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
大手門橋から徒歩約4分（約300m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約10分
じっくり観光するなら：約20分
📍 見どころ
🔹 長屋門の外観：江戸時代の武家屋敷の特徴を色濃く残す堂々たる門構えは、歴史の重みを感じさせます。
🔹 袖塀と高麗門：長屋門に付随する袖塀や高麗門も見応えがあり、当時の建築様式を学ぶことができます。
🔹 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が美しく咲き誇り、歴史的建造物とのコントラストが見事です。
📌 トリビア
意外な歴史的背景：西郷家は、徳川家康の命により井伊直政の付家老となり、幕末まで仕えた家柄です。
知る人ぞ知る情報：長屋門の内部は非公開となっていますが、外観からでもその歴史的価値を十分に感じ取ることができます。
著名人との関係：西郷家は、井伊家の家老職を務めた家柄であり、幕末の動乱期にも重要な役割を果たしました。
表門橋
🏛 概要
彦根城の「表門橋」は、城の主要な入口の一つである表門に架かる木造橋です。この橋は内堀を渡り、城内へのアクセスを提供しています。表門橋を渡ると、城内の主要な防御施設である天秤櫓へと続く坂道があり、訪問者は城の歴史的な構造を間近に感じることができます。
表門橋は、彦根城の歴史的景観を形成する重要な要素であり、城の防御機能と美観を兼ね備えた構造として、多くの観光客に親しまれています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
旧西郷屋敷長屋門から徒歩約4分（約300m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
🔹 表門橋の木造構造：歴史的な木造橋の風情を感じられます。
🔹 天秤櫓への道：橋を渡った先に続く坂道は、城の防御施設である天秤櫓へと続いており、歴史的な構造を間近に見ることができます。
🔹 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が美しく咲き誇り、橋と城のコントラストが一層映えます。
📌 トリビア
意外な歴史的背景：彦根城には大手門と表門の二つの主要な入口があり、それぞれに木橋が架けられています。
知る人ぞ知る情報：表門橋は過去に復元工事が行われ、歴史的な姿を現在に伝えています。
著名人との関係：彦根城は多くの映画やドラマのロケ地として使用されており、表門橋周辺も撮影に利用されています。
彦根城博物館
🏛 概要
彦根城博物館は、江戸時代の彦根藩政の中心であった表御殿を忠実に復元した施設です。館内では、井伊家に伝わる甲冑、刀剣、能道具、茶道具、調度品、古文書など、多岐にわたる貴重な資料が展示されています。 また、藩主の日常生活を再現した「奥向き」には、御座の間や茶室、庭園が復元されており、当時の大名文化を肌で感じることができます。さらに、館内中央に位置する江戸時代の能舞台では、定期的に能や狂言の公演が行われ、伝統芸能の魅力を堪能することができます。
🗺 住所：
🚶 アクセス
表門から徒歩約1分（約30m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約30分
じっくり観光するなら：約1時間
📍 見どころ
- 井伊家伝来の展示品：甲冑、刀剣、能道具、茶道具など、歴代藩主が使用した貴重な品々を間近で観賞できます。
- 復元された奥向き：御座の間や茶室、庭園など、藩主の私的空間を再現し、当時の生活様式を垣間見ることができます。
- 江戸時代の能舞台：館内中央に位置する能舞台では、定期的に能や狂言の公演が行われ、伝統芸能の魅力を体感できます。
- 季節限定の楽しみ方：春には周辺の桜が美しく咲き誇り、歴史的建造物とのコントラストが見事です。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：博物館の建物は、江戸時代の表御殿を復元したものであり、当時の建築技術や美意識を現代に伝えています。
- 知る人ぞ知る情報：館内の能舞台は、現存する江戸時代の能舞台の中でも貴重なもので、実際の公演にも使用されています。
- 著名人との関係：井伊家は徳川四天王の一つとして知られ、歴代藩主は幕府内で重要な役割を果たしました。
地蔵尊（金龍大明神）
🏛 概要
彦根城内に位置する「金亀山地蔵尊（金龍大明神）」は、昭和初期に城内各所から集められた約50体の地蔵尊を一堂に祀った地蔵堂です。建立以来、安産や延命など多岐にわたるご利益があるとされ、地元の人々や観光客の信仰を集めています。また、地蔵堂の右側には「金龍大明神」が祀られており、訪れる人々にさらなる霊験をもたらすと伝えられています。
この地蔵堂は、彦根城の歴史的景観の一部として、訪問者に静寂と安らぎを提供しています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
彦根城博物館から徒歩約7分（約350m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
- 地蔵堂の内部：多くの地蔵尊が安置されており、静寂の中で心を落ち着かせることができます。
- 金龍大明神：地蔵堂の右側に位置し、さらなるご利益を求める参拝者が訪れます。
- 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が美しく咲き誇り、歴史的建造物との調和が見事です。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：地蔵堂は、昭和初期に城内各所から集められた約50体の地蔵尊を一堂に祀るために建立されました。
- 知る人ぞ知る情報：地蔵堂内には、願いが叶うかを占うことができる丸い石が置かれており、訪問者に親しまれています。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、彦根城を訪れる多くの観光客が立ち寄るスポットとなっています。
天秤櫓
🏛 概要
彦根城内に位置する「天秤櫓」は、大手門と表門からの道が合流する要所に築かれた櫓です。その名の通り、左右対称の構造が天秤を思わせることから「天秤櫓」と呼ばれています。この形式の櫓は日本の城郭では彦根城だけに見られる独特なものです。
また、天秤櫓は旧長浜城から移築されたと伝えられていますが、確証は得られておらず、全面改造された可能性も指摘されています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
地蔵尊（金龍大明神）から徒歩約5分（約250m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約10分
じっくり観光するなら：約20分
📍 見どころ
- 天秤櫓の左右対称の美しい構造：櫓の左右対称のデザインは、他の城郭では見られない独特の美しさを持っています。
- 廊下橋：天秤櫓の中央部に架かる橋で、非常時には落とし橋となり、敵の侵入を防ぐ役割を果たしました。
- 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が満開となり、櫓とのコントラストが一層美しく映えます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：天秤櫓は旧長浜城から移築されたと伝えられていますが、確証は得られておらず、全面改造された可能性も指摘されています。
- 知る人ぞ知る情報：廊下橋はかつて屋根と壁があり、内部の人の動きが外から見えないように設計されていました。
- 著名人との関係：井伊直政の子、井伊直継と井伊直孝が築城に関わり、天秤櫓もその一部として重要な役割を果たしました。
時報鐘
彦根城内に位置する「時報鐘」は、城下町全体に時を告げるために設置された鐘です。当初は「鐘の丸」にありましたが、城全体に響き渡るよう現在の場所に移されました。この鐘は、環境省の「残したい日本の音風景100選」に選ばれており、今も定時に鐘が撞かれています。
また、幕末期の12代藩主・井伊直亮の時代には、より美しい音色を追求するため、鋳造の際に大量の小判が投入されたと伝えられています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
天秤櫓から徒歩約3分（約160m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
- 時報鐘の音色：1日5回、定時に響く鐘の音は、城下町の風情を今に伝えます。
- 聴鐘庵：隣接する茶屋で、抹茶と和菓子を楽しみながら、鐘の音に耳を傾けることができます。
- 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が美しく咲き誇り、鐘楼とのコントラストが見事です。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：時報鐘は、城全体に響くようにと「鐘の丸」から現在の位置に移されました。
- 知る人ぞ知る情報：大晦日には「除夜の鐘をつく集い」が開催され、訪問者も鐘を撞くことができます。
- 著名人との関係：12代藩主・井伊直亮が、鐘の音色を美しくするために鋳造時に小判を投入したと伝えられています。
太鼓門櫓
🏛 概要
彦根城の「太鼓門櫓」は、本丸の表口を守る重要な櫓門で、城内の合図として太鼓が置かれていたことからその名が付けられました。この櫓の背面は開放され、高欄付きの廊下となっており、櫓としては非常に珍しい構造を持っています。 また、1956年からの解体修理時の調査により、他の城の城門を移築したものであることが判明しています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
時報鐘から徒歩約1分（約70m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
- 高欄付きの廊下：櫓の背面にある高欄付きの廊下は、他の城郭では見られない独特の構造です。
- 続櫓との連結：南側に「く」の字に曲がった続櫓が付設されており、複雑な防御構造を形成しています。
- 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が満開となり、櫓との美しいコントラストを楽しむことができます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：かつては山上にあった彦根寺の山門を移築したものとされていましたが、解体修理時の調査により、他の城の城門を縮小して移築したことが判明しました。
- 知る人ぞ知る情報：櫓内には太鼓が設置され、音が遠くまで響くように設計されていたとする説があります。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、彦根城の防御の要として重要な役割を果たしていました。
着見台(着見櫓跡)
🏛 概要
彦根城の本丸北東部に位置する「着見台（着見櫓跡）」は、かつて二重の櫓が建てられていた場所で、城内に到着する馬や人、湖上交通などを監視する役割を担っていました。また、佐和山に昇る月を鑑賞する観月会も開かれていたと伝えられています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
太鼓門櫓から徒歩約1分（約75m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
- 彦根市街や琵琶湖の眺望：着見台からは、名勝・玄宮園や鈴鹿山脈、佐和山、彦根城下町、さらには琵琶湖まで、湖東湖北を一望できます。
- 石垣の構造：着見台の石垣は、上部と下部で異なる築き方がされており、修理の形跡が見られます。
- 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が美しく咲き誇り、秋には紅葉が彩りを添え、四季折々の風景を楽しむことができます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：着見櫓は参勤交代から帰郷する一行を確認するための建物であり、「着くのを見る」ことから「着見櫓」と呼ばれるようになったとされています。
- 知る人ぞ知る情報：着見台は、月見に最適な場所としても知られ、「月見台」とも呼ばれることがありますが、正式名称は「着見台」です。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、彦根城の歴史的な防御施設として重要な役割を果たしていました。
彦根城
🏛 概要
彦根城は、滋賀県彦根市に位置する国宝指定の名城で、江戸時代初期に築かれました。関ヶ原の戦い後、徳川家康の命により、井伊直継・直孝親子が約20年の歳月をかけて完成させた城で、徳川幕府の西国防衛の要として重要な役割を果たしました。現存する天守は、他の城から移築されたもので、独特の美しい外観と実用性を兼ね備えています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
着見台(着見櫓跡)から徒歩約1分（約75m）
⏳ 見学の目安
- 短時間での見どころ：約1時間
- じっくり観光するなら：約2時間
📍 見どころ
- 天守：国宝に指定されており、3重3階の構造で、異なる3種類の破風（切妻破風、入母屋破風、唐破風）や黒漆塗りの花頭窓が特徴です。内部は戦時を想定した造りで、急な階段や鉄砲狭間が見られます。最上階からは彦根市街や琵琶湖を一望できます。
- 玄宮園：天守の北東に位置する大名庭園で、池泉回遊式の美しい景観が楽しめます。四季折々の風情があり、特に秋の紅葉や春の桜が見事です。
- 重要文化財の櫓群：天秤櫓、太鼓門櫓、西の丸三重櫓、二の丸佐和口多聞櫓など、歴史的価値の高い建造物が多数現存しています。
- 馬屋：現存する城郭内の馬屋としては国内唯一のもので、重要文化財に指定されています。
- 季節限定の楽しみ方：春の桜、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の美しい風景が楽しめます。特に桜の季節には多くの観光客で賑わいます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：彦根城の築城には、当時の他の城からの移築材が多く使用されており、天守は大津城から、天秤櫓は長浜城から移築されたと伝えられています。
- 知る人ぞ知る情報：彦根城のマスコットキャラクター「ひこにゃん」は、全国的に人気があり、城内でのイベントやグッズ販売などで親しまれています。
- 著名人との関係：井伊直政の子、井伊直継・直孝親子が築城を担当し、井伊家は幕末まで彦根藩主として続きました。
井戸曲輪
🏛 概要
彦根城の「井戸曲輪」は、城内の貯水施設として重要な役割を果たしていたエリアです。この曲輪には、雨水を浄化して貯水するタイプの井戸が設置されており、籠城時の水源として利用されていました。堅牢な石垣に囲まれたこの場所は、城の防衛機能を高めるとともに、内部の生活基盤を支える重要な施設でした。
🗺 住所：
🚶 アクセス
彦根城から徒歩約1分（約75m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
- 井戸跡：雨水を浄化して貯水していた井戸の跡地を見学できます。
- 石垣の構造：井戸曲輪を囲む堅牢な石垣は、城の防御力を高めるとともに、美しい景観を形成しています。
- 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が美しく咲き誇り、石垣とのコントラストが見事です。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：井戸曲輪は、籠城時の水源確保のために設計された重要なエリアであり、雨水を浄化して貯水するシステムが採用されていました。
- 知る人ぞ知る情報：井戸曲輪の周辺には、映画やドラマのロケ地としても利用されたスポットが点在しています。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、井戸曲輪は彦根城の防衛と生活を支える重要な施設として機能していました。
西の丸三重櫓及び続櫓
🏛 概要
彦根城の「西の丸三重櫓及び続櫓」は、西の丸の西北隅に位置し、城の西側からの侵入を防ぐ重要な防御施設です。三重櫓には装飾的な破風はなく、実戦的な造りが特徴です。東側と北側には1階建ての続櫓が「く」の字に連結されており、複雑な防御構造を形成しています。 これらの建物は現存し、国の重要文化財に指定されています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
井戸曲輪から徒歩約3分（約200m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約150分
📍 見どころ
- 三重櫓の堅牢な構造：装飾を排した実戦的なデザインは、城の防御機能を重視した造りを感じさせます。
- 続櫓との連結：「く」の字に連結された続櫓は、敵の侵入を効果的に防ぐための複雑な防御構造を形成しています。
- 季節限定の楽しみ方：春には周囲の桜が美しく咲き誇り、櫓とのコントラストが見事です。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：西の丸三重櫓は、小谷城天守を移築したという伝承がありますが、建築技法の分析から築城時に新築されたことが確認されています。
- 知る人ぞ知る情報：続櫓内部の城外側の壁は、人の身長ほどの高さまで土壁が厚くなっており、防御を考慮した設計がされています。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、彦根城の防御の要として重要な役割を果たしていました。
黒門橋
🏛 概要
彦根城の「黒門橋」は、内堀に架かる橋で、北側の玄宮園方面から城内へと続く重要な通路です。この橋を渡ると、かつての主要な出入口であった「黒門」へと至ります。黒門は、城の防御上の要所であり、敵の侵入を防ぐための堅牢な構造を持っていました。現在、黒門自体は現存していませんが、橋と周辺の石垣から当時の面影を感じ取ることができます。
🗺 住所：
🚶 アクセス
西の丸三重櫓及び続櫓から徒歩約8分（約450m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約5分
じっくり観光するなら：約10分
📍 見どころ
- 黒門橋からの眺望：橋の上からは、内堀や周囲の美しい景観を楽しむことができます。特に秋の紅葉シーズンには、色鮮やかな風景が広がります。
- 黒門跡の石垣：黒門自体は現存していませんが、門があった場所の石垣が残されており、当時の城の防御構造を垣間見ることができます。
- 季節限定の楽しみ方：秋には紅葉が見事で、黒門橋周辺の風景が一層美しく彩られます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：黒門は、彦根城の主要な出入口の一つであり、城の防御上重要な役割を果たしていました。
- 知る人ぞ知る情報：黒門橋を渡った先の黒門跡周辺は、写真撮影スポットとしても人気があります。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、彦根城の歴史を物語る重要な場所の一つです。
楽々の間
🏛 概要
彦根城内に位置する「楽々の間」は、12代藩主井伊直亮（なおあき）によって造営された数寄屋造りの建物で、楽々園の名称の由来ともなっています。 楽々園は、もともと「槻御殿」や「黒門外（前）屋敷」とも称されていましたが、現在はこの「楽々の間」にちなんで「楽々園」と呼ばれています。 この建物は、煎茶の茶室としても利用されており、藩主の隠居後の静かな生活や客人のもてなしの場として機能していました。
🗺 住所：
🚶 アクセス
黒門橋から徒歩約4分（約300m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約10分
じっくり観光するなら：約20分
📍 見どころ
- 数寄屋造りの建築美：楽々の間は、数寄屋造りの特徴を持つ建物で、繊細で優雅なデザインが魅力です。
- 枯山水庭園との調和：建物から望む枯山水の庭園は、静寂と美を感じさせ、心安らぐ空間を提供します。
- 季節限定の楽しみ方：春には庭園の新緑、秋には紅葉が美しく、四季折々の風情を楽しむことができます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：楽々の間は、楽々園の名称の由来となった建物であり、12代藩主井伊直亮によって造営されました。
- 知る人ぞ知る情報：楽々の間は、煎茶の茶室としても利用されており、藩主の趣味や文化的嗜好を垣間見ることができます。
- 著名人との関係：楽々園は、後の大老・井伊直弼が誕生した場所としても知られています。
楽々園(槻御殿)
🏛 概要
彦根城の北東部に位置する「楽々園（槻御殿）」は、彦根藩4代藩主・井伊直興によって延宝5年（1677年）から2年をかけて造営された下屋敷です。当初は「槻御殿」や「黒門外（前）屋敷」と称されていましたが、現在は「楽々の間」にちなんで「楽々園」と呼ばれています。 この屋敷は、藩主の隠居所としての役割を持ち、11代藩主・井伊直中が隠居した際には大規模な増改築が行われました。 また、幕末の大老・井伊直弼が1815年にこの屋敷で誕生したことでも知られています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
楽々の間から徒歩約1分（約50m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約20分
じっくり観光するなら：約40分
📍 見どころ
- 御書院：楽々園の中心的な建物で、藩主や隠居した大殿が客人と会う場として使用されていました。内部には御上段や上之御間などの部屋があり、格式高い造りが特徴です。
- 地震の間：御書院に隣接する部屋で、名前の由来や用途については諸説ありますが、歴史的な趣を感じさせる空間です。
- 枯山水庭園：御書院から望む庭園は、枯山水の手法を用いた静寂と美を感じさせる空間で、心安らぐ景観を楽しめます。
- 季節限定の楽しみ方：春には庭園の新緑、秋には紅葉が美しく、四季折々の風情を堪能できます。特に紅葉シーズンには、庭園が鮮やかな色彩に包まれます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：楽々園は、江戸時代には「槻御殿」や「黒門外御屋敷」と呼ばれており、明治時代以降に「楽々の間」から「楽々園」と称されるようになりました。
- 知る人ぞ知る情報：楽々園内の建造物の老朽化に伴い、平成17年度から保存整備事業が進められており、御書院の全解体修理が完了しています。
- 著名人との関係
鳳翔台
🏛 概要
彦根城内の名勝「玄宮園」に位置する「鳳翔台」は、江戸時代に藩主が賓客をもてなすために使用した書院造の建物です。この優雅な建築は、池泉回遊式庭園である玄宮園の美しい景観と見事に調和し、訪れる人々に静寂と風情を提供します。現在、鳳翔台は茶室として一般公開されており、庭園を眺めながら抹茶と和菓子を楽しむことができます。
🗺 住所：
🚶 アクセス
楽々園(槻御殿)から徒歩約1分（約50m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約10分
じっくり観光するなら：約30分
📍 見どころ
- 鳳翔台の建築美：書院造の典雅な構造と、茅葺き屋根が特徴的です。内部からは庭園の四季折々の風景を楽しむことができます。
- 茶室体験：鳳翔台では、抹茶と和菓子を提供しており、伝統的な日本の茶道文化を体験することができます。
- 季節限定の楽しみ方：春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。特に紅葉の季節には、庭園全体が鮮やかな色彩に包まれます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：鳳翔台は、江戸時代に藩主が賓客をもてなすための迎賓館として使用されていました。
- 知る人ぞ知る情報：鳳翔台から眺める玄宮園の池には、季節ごとに異なる風情があり、写真愛好家にも人気のスポットです。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、歴代の藩主や賓客がこの場所で交流を深めたとされています。
玄宮園
🏛 概要
彦根城の北東に位置する「玄宮園」は、広大な池を中心にした池泉回遊式の大名庭園です。1677年（延宝5年）、第4代藩主・井伊直興によって造営されました。この庭園は、琵琶湖や中国の瀟湘八景にちなんで選ばれた近江八景を模して作られ、園内には「鳳翔台」や「臨池閣」などの建物が配置されています。四季折々の美しい風景が楽しめ、特に秋の紅葉シーズンにはライトアップが行われ、多くの観光客を魅了します。
🗺 住所：
🚶 アクセス
鳳翔台から徒歩約1分（約50m）
⏳ 見学の目安
短時間での見どころ：約20分
じっくり観光するなら：約40分
📍 見どころ
- 鳳翔台：池のほとりに建つ書院造の建物で、かつて藩主が賓客をもてなす場として使用されていました。現在は茶室として一般公開されており、庭園を眺めながら抹茶と和菓子を楽しむことができます。
- 臨池閣：池に面した茅葺き屋根の建物で、水面に映るその姿が美しく、庭園の風景に趣を添えています。
- 季節限定の楽しみ方：秋には紅葉が見事で、毎年11月には「錦秋の玄宮園ライトアップ」が開催され、幻想的な夜景を楽しむことができます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：玄宮園は、隣接する楽々園とともに「玄宮楽々園」として国の名勝に指定されており、彦根城跡の一部として特別史跡にも含まれています。
- 知る人ぞ知る情報：池の水は、湧水の豊富な外堀からサイフォンの原理を利用して取り入れられており、庭園内の水景を維持しています。
- 著名人との関係：映画「るろうに剣心 京都大火編・伝説の最期編」など、数多くの映画やドラマのロケ地としても利用されています。
木俣屋敷跡
🏛 概要
彦根城の南東部、佐和口付近に位置する「木俣屋敷跡」は、旧彦根藩の筆頭家老であった木俣守勝の屋敷跡です。守勝はもともと明智光秀の家臣でしたが、その卓越した軍功が徳川家康の目に留まり、以後、彦根藩に仕えることとなりました。
この屋敷跡は、歴史的な価値を持つ場所として知られていますが、現在は石碑が建てられているのみで、建物自体は現存していません。近年、地元の有志によって草刈りなどの整備活動が行われており、一般公開に向けた取り組みが進められています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
玄宮園から徒歩約5分（約350m）
⏳ 見学の目安
- 短時間での見どころ：約5分
- じっくり観光するなら：約15分
📍 見どころ
- 石碑：木俣屋敷跡を示す石碑が建てられており、歴史的な背景を感じることができます。
- 周辺の景観：佐和口付近の静かな環境で、彦根城の歴史的な雰囲気を味わうことができます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：木俣守勝は、もともと明智光秀の家臣であり、その後、徳川家康に見出されて彦根藩の筆頭家老となりました。
- 知る人ぞ知る情報：近年、地元の有志によって草刈りなどの整備活動が行われており、一般公開に向けた取り組みが進められています。
- 著名人との関係：木俣守勝は、徳川家康の信頼を得て、彦根藩の重臣として活躍しました。
彦根城二の丸 佐和口多聞櫓
🏛 概要
彦根城の主要な城門の一つである佐和口を防御するために築かれた「二の丸佐和口多聞櫓」は、江戸時代後期の1771年（明和8年）に再建された歴史的建造物です。この櫓は、直線的な一重の多聞櫓が矩折れ（L字型）に配置され、東南端には二重二階の隅櫓が設けられています。これらの構造は、敵の侵入を効果的に防ぐためのもので、城郭建築の防御機能を今に伝えています。1951年（昭和26年）には、国の重要文化財に指定され、その歴史的価値が認められています。
🗺 住所：
🚶 アクセス
木俣屋敷跡から徒歩約1分（約35m）
⏳ 見学の目安
- 短時間での見どころ：約10分
- じっくり観光するなら：約20分
📍 見どころ
- 多聞櫓の内部見学：現存する多聞櫓の内部は、城郭建築の構造や防御の工夫を間近で観察できる貴重な機会を提供します。
- 隅櫓の構造：東南端に位置する二重二階の隅櫓は、城の防御力を高めるための重要な役割を果たしており、その堅牢な造りを外観からも感じ取ることができます。
- 季節限定の楽しみ方：春には周辺の桜が美しく咲き誇り、歴史的な建造物と自然が織りなす風景を楽しむことができます。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：佐和口は、彦根城の主要な三つの入り口（京橋口、佐和口、船町口）の一つであり、城の防御上、極めて重要な位置を占めていました。
- 知る人ぞ知る情報：多聞櫓の中堀側には、△や□の形をした狭間が並んでおり、これらは攻撃や監視のための工夫として設けられています。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、彦根城自体が井伊家の居城であり、歴代藩主や幕末の大老・井伊直弼など、歴史上の重要人物と深い関わりを持っています。
京橋口跡
🏛 概要
彦根城の南側に位置する「京橋口跡」は、かつて城内への主要な出入口の一つとして重要な役割を果たしていました。この門は、第2郭の重臣屋敷と第3郭の本町筋を結ぶ要所にあり、内堀の大手門へと通じる経路でもありました。門の内側には桝形が設けられ、中堀に面して高麗門（冠木門）が配置され、その内側を鉤の手に曲げて櫓門が築かれていました。古写真によれば、櫓門は2階2重の構造で、両側に多聞櫓が伸びる重厚な造りであったことが確認できます。
🗺 住所：
🚶 アクセス
彦根城二の丸 佐和口多聞櫓から徒歩約10分（約700m）
⏳ 見学の目安
- 短時間での見どころ：約5分
- じっくり観光するなら：約10分
📍 見どころ
- 京橋口跡の石垣：当時の城門の構造を偲ばせる石垣が現存しており、歴史的な雰囲気を感じることができます。
- 夢京橋キャッスルロード：京橋口跡から続くこの通りは、江戸時代の町並みを再現したエリアで、飲食店や土産物店が立ち並び、散策に最適です。
- 季節限定の楽しみ方：冬季には雪景色が美しく、城跡と周辺の町並みが一層風情を増します。
📌 トリビア
- 意外な歴史的背景：京橋口門は、城内の第2郭と第3郭を結ぶ重要な門であり、内堀の大手門にも通じる要所でした。
- 知る人ぞ知る情報：門の内側に設けられた桝形には、高麗門と櫓門が配置され、特に櫓門は2階2重の構造で、両側に多聞櫓が伸びる重厚な造りでした。
- 著名人との関係：特定の著名人との直接的な関係は確認されていませんが、歴代の藩主や重臣が通行した重要な門であったと考えられます。
コメント